第9話 童貞とコンタクト


 ぼくは童貞だから

 本当のを知らない


 は夢に溢れてる

 そう思い込んでるだけかもしれない。


 きっと、どうしようもないようなほどに何もなくて

 クソつまらない日常がやって来て

 ただ、徹夜をしただけの疲れ


 なのかもしれない



 きっと、誰よりも幸せに溢れていて

 愛おしくて仕方がなくなって

 世界の全てが優しさに包まれる


 のかもしれない



 そんなことを思ったのは


 はじめて、コンタクトを、つけたからだ


 とりあえず、大きい変化はないようです。こちらからは以上です。

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