黄色い風
何もない砂漠
砂だらけの砂漠
風だけで山の形も変わる
ごつごつとした岩肌
かつて豊かだった記憶
強い光が幻に変えていく
風がなければずっとずっと残ってる
あの日歩いた足跡も
力尽きた同志たちの残骸も
たったひとつの瞳に見つめられ
役に立たない汗をこれでもかと流し
オアシスの幻に翻弄され
遠い遠い空
すべての熱が帰っていく夜
千の瞳 それぞれの独り言
重い足を引きずって
僕らは一体どこに向かうのだろう
いつからこの砂漠に居るのか
もうそれすらも分からない
何もない砂漠
かつて森だった砂漠
世界中が砂に覆われていく
文明の残骸が風化していく
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます