第7話 せどな の にういん

にういん、って、よるがきて、あさがきても、

おうちに帰ってこられるんじゃないんだね。


せど、だいじょぶかなぁ・・・


ままはまいにち、おみまい、ってのに行ってる。


それからよるになって、あさになって、

よるがきてあさがきてを繰り返して、

「じゃ今日も行ってくるね、お留守番しててね、リオ。」

ってままのこえがして、しばらくしてただいまーが聞こえたら、

ぼくのまえにせどがいた。


「どうしてたのせど!

いなくなっちゃったから、ぼくそわそわしたよ!」


「こっちだってわかんないわよ、ただあのせんせいってとこに連れてかれたわよ!

つれてかれるなり、にゅういんだ、しゅじゅつだってばたばたしてさ。

そのうち、ちょっと痛いのされたら、眠くなっちゃって。

めがさめたら、痛いのは治ってた。

でもそれまでとは違ういたみがちょっとあったけど。」


「いたかった?せど、いたかったんだね、でももう治ったんだね?」


「そうみたい。」



でも、そうじゃなかった。

せどの手から、にゅってなにかでてた。


かたい、なにか。


それがとれるまで、やっぱりせどはせんせい、

ってところにいってたっけ。


ようやくぼうが取れたせど。


ままはちょっとだけ、ヘンなかんじでわらってた。


「ママと同じにならなくてもいいのに。」

って。


ままもまえに、せんせいのとこで、にういんしてたの?

ままもぼう出たりしてたの?


「すっかり今はデルモ立ちがうまくなっちゃったね、ふふ。」


そうなんだ。

せどはね、まえはしっかりたってたんだ。


でも、せんせいんとこ行ってから、

なんだかかたっぽのてにチカラはいっちゃってるのかな、

って思っちゃってるんだ。


それでもせどはせどだからね!


またいっしょに、かけっこしようね!

かくれんぼもね!





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