前半の考察部分から、目の前の現実、そして、ユーモアのある結末へ。世界の存亡という神の領域の中で、人間はその瞬間に自分のできることを何かしら為す。為すことこそが、人間にできて神にできないことなのかもしれない。最後の一文がすごくいいです。
とある男が死を目前として、あるものを置く話です。発想がいいですね!どうしよう、とりあえず、これで! っていう即興感、まさに短編ならではの味わいです。オチもグッド、こんな話なら気軽に読めて読者さんも増えるかもですね!次の話に期待して、星3つ送らせて頂きます。