能力的チート、知識的チート、ザマァ、剣と魔法、ギャグ、シリアス。好きなものが全部詰まった作品でした。書けばネタバレになりそうなので書きませんが、とても良い物語でした。作者様に、感謝!
もうバットエンドおなか一杯なおっさんなので、ゆっくり楽しめる話で今風逸脱しすぎない感じはよかったですね。
細部まで築きあげられた世界観と共に、一貫したテーマをもって語られていく英雄譚。内なる己の正義の柱を育て、仲間と世界を歩んでいく。テンポよく繰り広げられていく話しの中で、特に戦いの場面は迫力満点。決して正義を振りかざすのではない。決して信仰に基づくのではない。己のこころで鍛えた信念の柱をもとに、世界を歩き、行動という拳で世界を導いていく。大長編ながらも、気づくとのめり込んでいました。