2
授業終わりのチャイムが鳴って、先生は教科書を閉じて終礼を始めた。
明日の持ち物や注意事項の確認、今日のふりかえりをして、クラスメイトの元気な号令とともに、今日の授業は完全に終わった。
勢いよく教室を出ていくクラスメイトなんて気にせず、ぼくはいまだにモヤモヤする気持ちを、教科書やノートと一緒に全部ランドセルの中に押しこんで、席を立つ。
そのまま、一生懸命に黒板の字を消している先生に挨拶をするクラスメイトの流れに乗って、ぼくも先生に挨拶をする。
「先生、さよなら」
「はい、志野くんさようなら。気を付けて帰るんだよ。それと、」
「姉が待ってるので、失礼します」
一瞬何か言いかけた先生の言葉を遮るように、ぺこりと頭を下げて、ぼくは足早に教室を後にした。十中八九、何を言われるかなんて分かっていたから、聞きたくなかったんだ。ただでさえモヤモヤする気持ちに、そんな水を差すようなマネをされたら、さすがのぼくも我慢できないから。
「はぁ~……」
大玉のような溜息を吐きながら、ぼくは引きずるように重い足を動かして、とにかく姉ちゃんと兄ちゃんが待っているはずの正門を目指した。
ゆーうつ……憂鬱だ。どうしてぼくが怒られなきゃいけなかったんだろう。ぼくは何も悪いことなんてしていないのに。悪いのは、先に喧嘩をふっかけてきたあの子――リーンくんなのに。
――お昼休み、ぼくとはリーンくんと喧嘩した。けれどそれは、どっちかというとリーンくんの一方的な、そう、本当に一方的な、ぼくの『嫌なところ』を突くことばがきっかけだった。
あの時のリーンくんは、ぼくと姉ちゃんが全然似てない、と言ってきた。ぼくは当たり前だけど、そんなことないよって返して否定したし、その後の質問だって全部そう答えたよ。けどリーンくんは、
「普通そんくらい離れてたら、なんかあるだろ」
そう、記憶の中のことばと一緒に、リーンくんのするどい目がぼくの心に突き刺さる。逃げ道のない場所に追い込まれたぼくは、勢いで怒ってしまったんだけど、その後廊下の隅で先生に怒られて、お昼休みももう終わりだからって、一応その場は丸く収めたんだ。
……なんだけど、こんなにモヤモヤするのは、不満だからだ。だって、ぼくは本当に何も悪くないもん。姉ちゃんと似てない――なんて、そんなプライバシーに関わるようなことを聞くのが悪いんだ。なのにぼくも怒られて……遺憾の意ってやつだ。
「あ、真夏ー! こっちだこっちー!」
「…………姉ちゃん、兄ちゃん」
ずるずると歩いているうちに、正門についていたらしい。クスノキの下で姉ちゃんと、涼兄ちゃんが立っていた。いつもなら駆け寄っているところだけど、今日はどうしてだろう。そんな元気が出てこなかった。
「遅かったわね。何かあったの?」
「うん……」
「真夏?」
「……なんでもないよ」
姉ちゃんの心配するような声がしたけど、今日あったことを素直に言えるわけがなくて、ぼくは俯いて石ころを蹴った。石はどこかに飛んでいって、少しだけ舞った砂埃が、お父さんがぴかぴかに磨いてくれたローファーに降り積もった。
「――とりあえずさ! 早く帰ろうぜ! オレ腹減ったよ~」
重い空気になりかけた時、兄ちゃんの明るい声がそれを引き裂いた。びっくりして、思わず兄ちゃんのほうに視線を向けると、ぼくの視線に気付いた兄ちゃんは「ん?」と言ってニッと笑った。
「……それもそうね」
そう言って歩き出した姉ちゃんに続いて、ぼくと兄ちゃんは歩き出した。ぼくの両隣を歩く二人の会話が、風のように耳を通り過ぎていく。気付かれないように、そっと姉ちゃんの顔を見ると、りんごみたいに真っ赤な髪と新緑の瞳が目に入った。
お母さんと一緒の髪と瞳だ。対して僕は、お父さんに似て真っ黒な髪と瞳で、まったく違っていた。でもこんなの、よくあることだと思う。ただ姉ちゃんがお母さん似で、ぼくがお父さん似なだけのお話で、それ以上のことなんてないんだ。
――本当に、そのはずだから。
「どうした真夏ー! 元気ないなー!」
「――えっ? 何?! うわっ!」
ぼんやりしていたら、いきなり頭をぐしゃぐしゃにされた。首が痛くなるくらい、雑に撫で繰りまわされて――たぶん、涼兄ちゃんがやってるんだと思う。ははは! と大きな笑い声がした。
「もぉー! やーめーてーよー!」
精一杯の力で振り払うと、兄ちゃんがわざとらしくよろける。「やったな~」なんて言いながら、じりじりと近寄ってくる兄ちゃんは、正直気持ち悪かった。
「……涼」
そんな攻防を繰り広げていると、後ろからこの世のものとは思えない、冷たい空気をまとった声が響いた。
「ま、真冬……」
ヒッ、と兄ちゃんの口から息が詰まる音がして、姉ちゃんが無言であと一歩、足を踏み込む。青い顔をした兄ちゃんは「ごめんって!」って大声で叫びながら謝ると、姉ちゃんは溜息を吐いた。
「ふふっ」
見なれたいつものやり取りだったけど、それでもなんだか面白くて、ぼくは思わず笑ってしまった。変なの。こんなので笑えるなら、テレビで見る売れないお笑い芸人のつまらないギャグでも笑えちゃうよ。だから本当に、変なの。
「……真夏。なんかあったんだろ」
先に歩く姉ちゃんと兄ちゃんの後を追うように歩いていたら、頭の上から兄ちゃんの声がして頭をぽんぽん、と軽く叩かれた。
「……」
ぼくは何も言えなくて、ただ黙っていると、兄ちゃんは目を細めて笑った。
「真冬には言えないことか?」
「…………うん」
「ん~そうか~」
兄ちゃんはそう言うと、顎に手を当てて何か考える素振りを見せた。ううん、とうなる兄ちゃん。それからすぐに何か思いついたような顔に変わると、親指を立てて笑った。
「よーし真夏! 今日は一緒に風呂でも入るか!」
にこにこと笑う兄ちゃんはたぶん、ぼくを心配してくれてるんだと思う。さっきから黙ってばかりいるから、それでかな。
それでもぼくは、今日あったことを言う気になれなかった。言ったところでどうしようもないっていうのもあるけれど、とにかく言っちゃいけない気がして、だから黙っていようと思ったんだ。
「いいよ……ぼく一人で入るよ」
「いーや! オレが入りたいんだ!」
「えぇ……」
間髪入れずに返してきた兄ちゃんは、フン、と鼻息を荒くする。こうなったら兄ちゃんは意地でも引かないみたいだ。うぅ……めんどくさい。
――でも、せっかく兄ちゃんが心配してくれてるのを、ムゲにするのも気が引ける。正直放っておいてほしいけど、半分くらいは、話を聞いてほしい気持ちもあった。聞いてもらったからといって、このモヤモヤが晴れるわけないけど。それでも、少しでも気持ちが落ち着けれるなら、そうしたかった。
「……いいよ。一緒に入ってあげる」
ぼくがそう言うと、兄ちゃんは「っしゃあ!」と拳を突き上げて喜んだ。相変わらず大げさだなぁ。お風呂なんて、いつでも一緒に入れるのに。
――でも今は、よかったって、そう思う。
◇◆◇◆◇
それから兄ちゃんは「着替え取ってくる~」と言って足早に家に帰って、姉ちゃんは晩ごはんの支度をするお父さんを手伝うからと言って、キッチンに行ってしまった。
とりあえずぼくは、お風呂の準備をしよう。換気のために空けていた窓を閉めて、お風呂の栓をする。あとは湯沸かし器のスイッチを押して、お湯が溜まるのを待つだけだ。
それから自分の部屋にランドセルとか色々置いて、宿題を忘れないように机の上に広げてから、ぼくはリビングで兄ちゃんが戻ってくるのを待った。
「章子さん、明日まで帰ってこれないんだって」
「また? せめて夜くらい帰ってきなさいよね……」
「あはは……電話したら同僚の人が『納期ガー!』って後ろで叫んでたから、よっぽどなんだろうね」
「……あたしは別にいいけど。真夏のほうは……」
「そうだね――」
キッチンで色々話しながら手を動かす姉ちゃんとお父さんを横目に、ぼんやりテレビを見ていたら、「お邪魔しまーす!」と元気な声といっしょに、がちゃん、と玄関の扉が開く音がした。
――兄ちゃんだ!
「おじさん、風呂借りまーす!」
開口一番。リビングに入ってくると同時にそう言った兄ちゃんに、お父さんはくすくす笑いながら「はい、どうぞ。もう湧いてるよ」と言った。お父さんの隣で大根の皮を剥いている姉ちゃんが、一瞬こっちを見た気がしたけど、気のせいだったみたいだ。
「あ」
洗面所で服を脱いでる最中、兄ちゃんが何かに気付いたように声を上げた。
「今日はアヒルさんいいのか?」
「いらないよ!」
ぼくは全力で否定した。
「あるぅ~ひ~もりのな~かぁ~くまさんに~であった~」
お風呂用のイスに座ったぼくの頭を洗いながら、鼻歌まじりに歌う兄ちゃん。音をはずしてるとかそんなレベルじゃない音痴っぷりが、お風呂場の中で響く。
「兄ちゃんヘタクソー……」
「んー? なんか言ったかー?」
「別に……」
「っと。ほい、終わったぞ~」
「ありがと」
いい感じの水量のシャワーでシャンプーを流してもらってから、ぼくは一度湯船に入った。思っていたより溜まっていたお湯に、身体が流されそうになる。それに気付いた兄ちゃんが「大丈夫か?」と言って、桶でお湯をすくって少しだけ減らしてくれた。
「――それで、真夏。学校でなんか嫌なことでもあったか?」
「!」
ほわほわと上がる湯気を見つめていると、わしゃわしゃと音を立てながら洗う兄ちゃんが、そう聞いてきた。一瞬忘れかけていたことを思い出して、横っ面を殴られた気分になる。
そっか……――そうだった。すっかり気が緩んでいたけど、今日は兄ちゃんに話を聞いてもらうために――というか、兄ちゃんがぼくのことを心配して、一緒に入ろうって言ってくれたんだった。
少しだけ、本当に話そうかどうか迷ったけど、ここまでしてもらって今更逃げるわけにもいかないし、ぼくは話すことにした。
「……クラスの子に、姉ちゃんと似てないって言われたんだ」
「っ……!」
ぽつり。ぼくが呟いたら、兄ちゃんの頭を洗う音が止まった。
「兄ちゃん?」
どうしたんだろう。そう思って見たときには、兄ちゃんはまたわしゃわしゃと音を立てて洗っていた。――というか、いつまで洗ってるんだろう?
「……なんで、また、そんなことになったんだ?」
キュッ、と気持ちの良い音が響くと同時に、シャワーが流れる。ぼくは、兄ちゃんがシャンプーを洗い流すのを終わるまで待って、口を開いた。
「……分かんない。お昼休みにね、ぼくがお勉強しようとしたら、クラスの子……リーンくんが、いきなり机を蹴ってきたんだ」
「ふむふむ」
「まぁ……それはすぐ謝ってくれたからいいんだけど。そのあと色々あって、姉ちゃんと似てないって、言われて……」
一つずつ、冷静に話そうとしたけど、いざ話すとまたムカムカしてきた。ぼくは何も悪くない。ただそれを言いたくて、ぼくは舌が噛みそうになるくらい、早口で話した。
「けど、ぼくは被害者なんだ。悪いのはぜんぶ、リーンくんなんだ。だって、だってぼくは何もしてないのに、なのに急に、あんなこと言ってきて、」
そう、ぼくは何も悪くない。
「なんで……なんで……姉ちゃんは、ぼくの姉ちゃんなのに……」
「真夏……?」
どうして、こんなこと言われなくちゃいけないんだろう。ぼくが何をしたって言うんだ。姉ちゃんは、ぼくの姉ちゃんなんだ。疑うことなんて、何もないのに。どうして――。
「――ねぇ、兄ちゃん。姉ちゃんは、ぼくのほんとの姉ちゃんだよね?」
――ぴちょん。ぼくの髪から落ちた水が、湯船のお湯に跳ねた。
「……あ、当たり前だろ! お前と真冬は、ちゃんと『きょうだい』だよ」
兄ちゃんはそう言って、ぼくの頭をぐりぐりと撫でてきた。いつもより力任せなそれに、首がもげそうだった。
「兄ちゃん痛い! 痛いってばー!」
ぼくが叫ぶと、兄ちゃんはすぐに頭から手を放した。それから急に立ち上がったと思うと、湯船に入ろうとする。ぼくは伸ばしていた足を曲げて、体育座りをして、兄ちゃんが座るスペースを作った。兄ちゃんが入ると、減ったはずの水かさが増して、また流されそうになる。
「なぁ、真夏。もしかして、機嫌悪かったの……それか?」
兄ちゃんはそう言うと、顔にかかった前髪を片手であげる。あがりきらなかった前髪は、水滴と一緒にぱらりと落ちた。
「……うん」
「そっか……」
そっと顔を逸らした兄ちゃんは、何か考え込むように湯船に肘をつける。目を細めて、どこか遠くを見てるような――そんな様子を見せる兄ちゃんに、ほくはなぜだか不安になった。
「……兄ちゃん?」
「ん? ……なんでもねーよ」
それが伝わっていたのか、気付いた兄ちゃんはニコッと笑って、ぼくの頭を撫でてくれた。さっきより優しい手つきに、ぼくは心が自然と落ち着くのを感じた。
「――真夏。もう誰に何言われても、気にすんなよ」
そう優しく、言い聞かせるように言った兄ちゃんの声は、少しだけ震えていたような気がした。でも、ここはお風呂で声がよく響くから、ぼくの気のせいかもしれない。
――だって、兄ちゃんはいつだって、ぼくの自慢の兄ちゃんだから。だから、そんな不安になるようなことなんてないんだ。
「それより、真夏が誰かと喧嘩するなんて珍しいよなぁ」
「……ぼくもそう思う」
「じ、自分で言うか……」
ぼくが口を尖らせていると、兄ちゃんは苦笑いした。ぼくはそれが気に入らなくて、言葉を続ける。
「だって、ほんとのことだもん。ぼくだって最初はちゃんと我慢してたし。……それに、姉ちゃんのことだって、ちゃんと『違う!』って言ったよ?」
ぷくっと頬を膨らませて、じっと兄ちゃんを見つめる。兄ちゃんは困った様子で、目尻を下げた。
「はは……まぁ、さ。そのリーンって子が、なんでそんなこと聞いたのかは分かんねーけど、もう終わったことなんだろ? ならもう、許してやれよ、な?」
いつもの優しい声でそう言った兄ちゃんは、またぼくの頭を撫でようと、手を伸ばしてきた。
「……終わってないよ」
「ん?」
兄ちゃんの手が、一瞬固まる。
「――謝ってもらってない!」
ぼくは、突然湧き出た怒りに任せて両手を叩きつけた。ばちゃん! と大きな音を立ててお湯が跳ねる。それから少し遅れて、大粒のお湯が降り注いだ。
「だって先生はぼくたちを怒るだけで何も聞いてくれなかった! ぼくは悪くないのに! なのにリーンくんと一緒くたんにされて!」
「ま、真夏……?」
立ち上がって地団駄を踏むぼくのせいで、兄ちゃんの顔に大量のお湯が降りかかっていた。兄ちゃんが何か言っていた気がしたけど、ばちゃん、ばちゃん、と大きな水音にかき消されてそれは聞こえなかった。
――姉ちゃんとのことは解決しても、結局根本的なところは解決していないんだ。ぼくは何も悪くない。その気持ちがずっとまとわりついて剥がれないのは、そもそもあの子――リーンくんに謝ってもらってないからだ!
「う~……ムカムカしてきた!」
先生に一方的に怒られて忘れていたけど、一番してもらわなくちゃいけないことを、うやむやにされてしまったんだ。道理で、腹の虫がおさまらない、というやつなわけだ。
「よ、よし真夏、いったん落ち着――」
「もう出る!」
ぼくは兄ちゃんの静止の手を振りきって、湯船から出た。兄ちゃんも立ち上がって、ぼくと一緒に出ようとしたけど、寸でのところで扉を勢いよく締めて妨害してやった。その時、一瞬名前を呼ばれた気がしたけど、聞かなかったこととする。
「……」
タオル掛けの上に置いたタオルケットを乱暴に取って、濡れた体をガシガシと拭く。摩擦で少し肌が痛かったけど、今はそんなこと気にしていられるほど、余裕がなかった。
「おい真夏、待てって……!」
遅れてお風呂から出てきた兄ちゃん。前髪は、すっかり元通りになってしまっていた。
「急にどうしたんだよ、そんな、怒って、」
はぁ、と大きなため息を吐きながら喋る兄ちゃんなんて無視だ。ぼくはタオル掛けに、びしょ濡れのタオルケットを掛けた。きっちり半分に掛けきれなくてとてつもなくイラッとしたけど、今の状況じゃ直す気になれない。
「真夏っ」
タオルを放置して、棚に置いたカゴからパジャマとパンツを取りだそうとしたら、兄ちゃんに肩を掴まれた。その拍子にカゴがひっくり返って、ぼくのパジャマとパンツが床に散乱した。
その時だったと思う。
――プチン。
「っ……兄ちゃんにぼくの気持ちなんてわかんないよ!」
頭の中で何かが切れたと思った次の瞬間、ぼくは兄ちゃんに向けて叫んでいた。
――あれ、何言ったんだろう、ぼく。
「なっ……?!」
おそるおそる見上げると、兄ちゃんは目を見開いて立ち尽くしていた。
「あっ……」
――ぼくは、そこでようやく思い出した。兄ちゃんに言ったこと。
「にい、ちゃ……っ……」
気付いた時には、ぼくはパジャマとパンツを抱えて、洗面所を飛び出していた。そのまま階段を駆け上がって、自分の部屋に飛び込んだ。リビングから「なにやってんの!」って姉ちゃんの怒鳴る声がしたけど、ぼくと兄ちゃん、どっちに向けたものなのかは分からなかった。
それからぼくはご飯も食べずに、心配する兄ちゃんや姉ちゃんの声を全部無視して、布団のなかで丸まって眠った。
――お腹の中で暴れる虫は、いつの間にか落ち着いていた。
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