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廊下側から二列目、後ろから二番目にある自分の席に真冬は座った。向かって右隣には桃が座る。カバンから教科書と筆箱、ファイルその他もろもろを出して整頓していると、隣から「あらぁ」と声がした。反射的に顔を上げると、人工物っぽい淡い金色の髪を耳にかかるくらいまで伸ばし、黄土色の学校指定外のセーターを少し大きめのサイズで着たクラスメイトがいた。
「よっ」
「……おはよう、時沢」
「おはようございます〜」
クラスメイト――時沢治弥は、気恥ずかしそうに頭を掻くと、「あー……」と言って桃のほうをチラリと見る。なんですか、そう言いたげに笑顔で首を傾げる桃に、時沢は口パクで何か言っている。
よく分からない行動を不審に思いつつも、多分あたしに関わることなんだろう……聞いてもきっと二人は答えるつもりはない、そう感じて真冬は気づいていないフリを貫いた。
「あー……そういや、さ。妹がおやつにってオレンジ切ってくれたんだ。お前ら食うか?」
少し気まずい空気を変えるように、サッと新しい話題を出した時沢に、桃が「あら〜よろしいのですかぁ〜?」と言って乗っかる。
「……? あんた、酸っぱいのだめじゃなかった?」
「おう、だからだよ。志野は好きだろ?」
「……まあ、それなりに」
なんで知ってんのよ……、と喉から飛びかけた言葉はすんでのところで押し殺した。言ってしまえば、なんだか負けな気がしたから。
よかった、と言う時沢のどこか嬉しそうな表情を見て、ちょっぴり喜びを感じながら、真冬はそんな気持ちを誤魔化すようにわざとらしく溜息をついた。
ガラガラ。
アルミ製の地味に重い引き戸が開く音がして、同時に「おらぁ〜席つけお前らぁ〜」と、朝からなんとも気の抜けたガサガサに喉の乾いた声が、ざわめく教室の空気を変える。担任の加藤勝(まさる)先生だ。通称かっちんである。
黄と黒のツートーンカラーな短髪に、青を基調としたジャージといかにもな格好の担任は、至極面倒臭そうな様子で出席簿を開くと、座席表と示し合わせて遅刻や欠席者がいないか雑に確認していく。
「あー……よし、全員いるな」
「かっちーん、吉田いないよー」
「ハア〜? おー……あいつ影薄いもんなぁ〜」
「ひっでえ!」
なんとも締まりのない教師と生徒の会話に、教室からどっと笑い声が起きる。
……バカバカしい。
が、それでも笑ってしまうのは、きっと担任がこれを素でやっているからだろう。笑い声の絶えない教室には笑顔が咲き誇っている。
「ほんと、先生としてどうなのって感じよね」
「学校側が何も言っていないのなら、大丈夫……なんでしょうねぇ」
「ふーん……」
独り言のつもりで呟いた一言に、桃はにこやかに、しかしどうみたって呆れた様子で頬杖をつきながら返してきて、真冬はさらに重ねるように興味なさげに返す。
しかしいつまでもゆるゆるとしているわけにもいかず、担任は程々のタイミングで「おらぁ、授業すんぞ〜」とパンパン、と手を叩いた。乾いた音は良く響いて、廊下に近い席だから分かるのだが、おそらく隣のクラスまで響いたのではないだろうか。だがこれはいつもの光景と言ったもので、今更「うるさい!」と注意してくる教師もいまい。
「おらぁ〜11ページからなぁ〜」
静まる教室に、パラパラとページをめくる音が心地よく響いた。
◇◆◇◆◇
キーン、コーン、カーン、コーンと昼休みの開始を告げるチャイムが鳴ると、教師の合図を待たずして日直が号令をして正式に授業が終わる。ノートや教科書、筆箱を机の中に押し込んで、真冬は通学カバンから薄緑の生地に花や草木の柄が白抜きされた弁当包みを取り出す。きっちりと綺麗に結ばれた包みを崩すことに少し罪悪感を感じながら、机上に生地を広げる。
すると、一歩出遅れて隣の席の桃も、自身の髪の色と似たような、薄いペールピンクの生地に縁に白いレースがあしらわれたお上品な包みを広げていた。
「やっとお昼ですね~♡ 私もうお腹ぺこぺこですぅ」
「はいはい……」
腹のあたりを押さえながらほう、と一息つく桃を横目に、真冬は静かにタッパーの蓋を開けた。中には一面に黄色がぎっしりと詰まっており、思わず目を見開く。
オム……ライス、だと思うけど、ケチャップは……?
広げた弁当包みを裏返したり、タッパーの底の方を見ても、それらしきものが見当たらない。そんなまさかと思い、箸とスプーンが入っていたケースをひっくり返してみたが、やはり見つからず。
「……庄司さん、肝心なの忘れてる……」
「どうかしましたか?」
「なんでもない」
オムライスにはケチャップ。王道の組み合わせどころか、むしろないとオムライスと呼べないんじゃないかというくらい、あって当たり前のものがないことに真冬は茫然としながら、スプーンをオムライスに突き刺した。ぐっと力を入れ掬いあげると、厚さ1ミリほどの卵の下に鮮やかなオレンジ色のケチャップライスが現れた。そのまま零さないように注意し、口に運ぶ。
トマトの酸味に、玉ねぎの自然な甘さがシャキッとした食感とともに口内に広がる。もちもち、というよりは時間が経ったせいか少し粘りのあるご飯の絶妙さがたまらなかった。
「時沢ひゃん、遅いでふねぇ~」
「購買混んでんじゃない? 今日確か特大メロンパンの日でしょ」
もごもごと口を動かしながら「そうなんですね~」と発音してるつもりらしい桃に、真冬は「あんたねぇ……」と咎めるような視線で見る。普段「食べながらのお喋りははしたないですよぉ」なんて言う桃が、珍しく、率先してそれを実行していないのはなぜかと思えば、フランスパンを千切っては頑張って噛んでいる姿があって、真冬は、ああ……フランスパンって皮固いもんね……、と声には出さず、内心同情した。
それにしても、いつもならコンビニのレジ袋を片手に、前の席に座って一緒に弁当を食べる時沢が来ない。まさか寝てるのかと思って、教室中央にあるはずの彼の座席を見ても、騒がしい運動部連中が占拠してるだけでその姿はどこにも見当たらない。
まあ時沢のことだしすぐ戻ってくるだろう、と軽く考え、残り僅かのオムライスにスプーンを入れた時だ。急に校庭側の窓際が騒がしくなり、なんだと思い視線を寄こせば、窓から身を乗り出して男子二人が大声でなにやら叫んでいた。
「なあ、アレって時沢だよな?」
「うわ~隣にいるのサッカー部のマネじゃね? ほら、三年のさ!」
口々に言うや否や、なんだなんだ、とクラス中が――は大袈裟で、いわゆるミーハー系な奴が吸い寄せられるように窓際へ押し迫った。
まるでお祭り騒ぎのようで、興味なさげにしている生徒もなんやかんやチラチラと様子を見たり、そうじゃなくてもわざわざ「校庭に行こうぜ!」なんて言って駆け出すバカが数名いた。
……多分、いわゆる、告白ってやつだ。それも公開告白。見世物になると分かっていて、わざと校庭を選んだのだろうか。逃げれないように、後戻りできないように。――断れないように。
「ふふっ――気になりますか?」
背後から声がして、いつの間にか校庭側に向いていた体をひねり返すと、穏やかに微笑む桃がいた。フランスパンは、半分くらいになっていた。
「……なにが?」
「気になるなら、真冬も皆さんと同じようにしてもいいんですよ? 誰も怒りませんし、それに――」
「興味ない」
不機嫌そうに聞き返した真冬に対し、すっと目を細め、まるで悪戯をする前の子どものような表情で、顎のあたりで手遊びをする桃の言葉を、真冬は無理矢理遮る。真冬はそのまま眉間にぐっと皺を寄せ、むすっとした表情で桃から視線を逸らした。
「……時沢が誰に告白されてようが、あたしには関係ない。そうでしょ?」
努めて語気を強く。これ以上この話題は掘り下げるな。そう意志を込めて、真冬は普段より少し大きい声――しかし教室の喧騒にはかき消される――で、桃に問うた。
しかし桃はそんな意志を感じたか、はては感じなかったのか――恐らく前者の上でだろう。くすりと笑うと「おかしいですねぇ~」とひどくのんびりした声で言った。
「時沢さんが告白しにいった、とも考えられませんか? ……いえ、告白『される』側だと当然のように仮定していること自体、そもそもおかしいと思いませんか? ねえ、真冬」
――何を言っているんだこいつは?
なんて疑問は、この際野暮というよりも今更というものだ。そう、今更、そんなとこを突いたって愚問でしかない。
桃は、隙あらばこうして嫌なことを聞いてくる。まるで人を試すように、そう――教室の天井なんかよりもっと上、それこそ天の声だと言わんばかりに。もし桃をなにかの神だとするならば、自分は罪人というのだろうが。
――いくらなんでも、そんなのおかしいに決まっている。
だって、『あたしは何も悪くない』。
「……」
まるで誘導尋問のそれに、真冬は何も返そうとはしなかった。そもそも、返す理由がなければ、答え自体ない。余計なことを言えば、桃は揚げ足を取るようにさらに問うてくるだろう。だから、黙るだけだ。
「ねえ、真冬」
答えろ。そんな威圧じみた雰囲気を、桃は平然としながらも出していた。真冬は耐えきれず、ぎゅっと噤んでいた口を開いた。
「っ、うるさい……。大体、時沢は今まで告白されても全部断ってるって言ってたじゃん。そういうの、興味ないって言って……」
真冬、そう呼んで言葉を遮ったのは今度は桃のほうだった。肩を大きく揺らす真冬を気にも留めず、桃は捲し立てる様に言葉を並べる。
「問題のすり替えをしてはいけませんよ。――ですが……そうですね、確かに、時沢さんはいつもそうです。だからこそ、その逆を……いえ、もっと根本的なところから間違っていないかと、そう思わないのかと、私は真冬に聞いているんです」
桃はすべて言い切ると、ふう、と少し疲れた様子を見せながら一息ついた。
……ようするに、桃が言いたいのは時沢には、彼自身が告白したいような人が『いる』と考えないのか、ということだ。そんな人が『いる』から、今までの告白も断ってきたんじゃないのか。そう、言いたいんだろう。
そもそも、これじゃあまるで、あたしが時沢のこと好きみたいじゃないか。そんなのありえない。だってあたしは、時沢のことは友達としか思っていない。ゆえに、前提からすでに信頼性もなければ信用性もなく、 まったく議論が成り立たない。
だから、時沢がどこの誰とどうなろうが、どうにかなろうと望もうが、知ったこっちゃない。
「桃。あんた、なんか勘違いしてるわよ。あたしと時沢はただの友達。それ以上も、それ以下もない。……分かってて聞いたのよね?」
先ほどよりも語気を強くして、半ば怒り気味に真冬がそう言えば、桃は肩を竦めてこくり、と小さく頷いた。
「……ふふっ、おいたがすぎる、ですね。ごめんなさい、真冬。私の完敗です」
諦めたようにどこか自嘲気味に笑うと、桃はそれ以上何も言わずに、半分残っているフランスパンを消化する作業に戻る。真冬は残り二口もないオムライスを口内へ一気に掻きこむと、そのままの勢いでタッパーやスプーンを片付け適当に包み直し、投げ入れる様にカバンへ戻した。
ガタン、と大きな音を立てて立ち上がると、桃が一瞬こちらを見上げて、にこりと笑った。フランスパンは、全然減っていなかった。
教室を出て、とりあえずトイレにでも行こうと廊下を歩く。
正直、今は頭を冷やしたかった。なんていうか、無性にイライラする。別に気にする事でもないし、あれは桃の勝手な勘違いだから、どちらかというと怒るよりも諭すべきだったから。だからそうしたまでだが、やっぱりイライラする。
”そもそもおかしいと思いませんか?”
桃の言葉が、脳裏で反芻する。それは嫌になるほどで、しかしささくれに物が引っ掛かるように、心にチクチクと刺さる痛みが余計、真冬を苛立たせた。
「あれ、志野?」
ずんずんと廊下を進んでいると、ふいに背後から呼び止められ、聞き覚えのある声に振り返ると、そこにはきょとんとした顔で時沢が立っていた。
「……時沢」
「ん、どうした、って、うおっ?!」
一歩、ぐっと距離を縮めて真冬は時沢の胸倉を掴む。突然の出来事にひゅっ、と息をのむ音が聞こえ、「ごめん」と言って真冬はすぐに手を放した。
「し、志野……?」
困惑した表情で乱れた襟元を直す時沢に、真冬は「なんでもない」と冷たく言い放つと、踵を返して再び廊下を歩き始めた。
後ろから「おい! 待てよ!」と声がしたが、振り返ることも、ましてや立ち止まることもなく、むしろ足早にこの場を立ち去るようにしたが、すぐに追いつかれてしまった。時沢に片腕を掴まれ、力を込めて振り払おうとしても、勝てなかった。
「なあ、志野、なにがあったんだよ」
「……早く彼女作ればいいのに」
ぽつり。呟くように真冬がそう言うと、時沢は「なんだよ……それ……」と言い、掴んでいた腕を離す。
「別に。そのままの意味よ」
「いや、わけわかんねぇし。何をどうやったらそんな話に……て、あっ……」
顔を見せない真冬に、怪訝な顔をしていた時沢は自身の発言に対し何か気付いたのか、気まずそうな表情で「あれ、見てたのか……?」と手の甲で口元を隠しながら問うてきた。
言うまでもない、さっきの告白のことだろう。
「見てない。でも、教室で騒ぎになってたわよ」
「う、え……マジか……サッカー部の奴らになんて言われるやら……」
困ったというよりは、まいったな、といった風にガシガシと頭を掻く時沢に、真冬はいつの間にか背けていた顔を体毎向け、「それで」と話を続けた。
「付き合うの?」
ただ一点。興味なさげに、しかし真っ直ぐに視線を据えて問うてきた真冬に、時沢は一瞬面を食らいながらも、静かに首を横に振った。
「いや、それはない。好きでもないのに付き合うとか、相手に失礼だろ」
精練とでもいうように、きっぱりと言い切った時沢に、真冬は「……そう」と言い、彼の言葉を噛みしめるようにゆっくりと目を閉じる。瞬間、「モテるやつの発言ねぇ……」とまるで嘲笑うように、口角を上げてクッと笑った。
「んなっ!?」
その落差に、時沢は大きく目を見開き、素っ頓狂な声をあげた。「俺は真剣に……!」と付け加えるも、真冬は意地悪そうに笑うと、くるりと背を向けてしまう。
しかし先ほどは違い、にっと笑ったまま視線だけ時沢に向ける。
「冗談よ」
しん……と、一瞬なぜか二人の間だけに訪れた静寂のようなものに、時沢は思わず言葉に詰まる。ごくりと音を立てて固唾を飲みこむと、僅かに震える唇を諌めながら言葉にした。
「なっ……う、ちゃんと分かってるから……いい……」
「うん。ごめん」
ひらりと赤チェックのマフラーを揺らしながら、ゆっくりと振り向いた真冬の穏やかに微笑むその表情に、時沢は唖然とした様子で肩を落とす。だがすぐにはっとした顔で頬を紅潮させ、首をぶんぶんと横に振ると、気恥ずかしそうに顔を背けた。
そんな時沢に、真冬は彼の二の腕を軽く叩くと「チャイム鳴ってる」と言い、ぱたぱたと足音を立てて来た道を戻っていく。返事をする間もなく、時沢も釣られるようにして踵を返した。
◇◆◇◆◇
急いで教室に戻ると、ちょうど教科担当の先生が入ってきた頃だった。上がる息を押さえるのもほどほどに、真冬は席につくと机の中からノートと教科書、筆箱を取り出しようやく一息つく。
ちらりと右に視線を向ければ、無表情な桃の横顔が入った。しかしすぐに真冬の視線に気付いたのか、にこりと微笑むとひらひらと手を振る。まるで、気にしていませんよ、なんていう風に。
「きりーつ!」
日直の号令が響き、それを合図に立ちあがると「礼」の声とともに、軽く腰を曲げる。角度は十五度くらい。三十度でする人なんて早々いないだろう。――桃がいたか。
「まずは先週の小テストの返却をします」
若い女の先生――今年からの新任だ――が、もたもたとしながら列毎に紙束を配りだすと、教室は少しだけ騒がしくなる。
「なあ、時沢……まさかお前、断ったのか?」
「嘘だよな? おめえだってあれだぞ、サッカー部のマネっつったら、高嶺の華だべ?」
ヒソヒソ声がし、教室中央へ視線を移すと、時沢が四方八方から質問攻めに合っている後ろ姿があった。左右から小突かれゆらゆらと体を揺らすと、時沢は困った顔で振り返りながらプリントを後ろの席の生徒に手渡す。
その時、視線が少しあった気がしたが、時沢はすぐに体を前に戻した。
「断ったよ……俺には気が重い……」
「はあ~? まあそうだよなー! あの先輩結構気強いしな~」
「確かに蚊も殺せないお前には無理だべ……」
「おい、好き勝手言わせてりゃ、誰が……」
徐々に大きくなる会話に、先生が「そこ、うるさいよ」と指差すと、時沢含めた男子らは肩を竦めて「はーい……」と言って押し黙った。先生は満足げにフン、と鼻息を漏らすと「じゃあ、答えあわせしながら解説します」と続けた。
テスト用紙に直接解説を書きこみながら、真冬は時沢の背中を見つめる。
”好きでもないのに付き合うとか、相手に失礼だろ”
時沢の言葉が、胸に深く突き刺さる。
そう、彼は、好きだったら付き合うのだと――そう、言った。現実は違ったが。
「……」
テスト用紙の端に、無意識で赤のボールペンを走らせる。文字を書く途中で、ガッと音を立ててペン先が引っ掛かり、真冬はそこで意識を戻した。
なにを、やっているんだ……自分は。
自宅ならぐしゃぐしゃにして捨ててしまいそうな気持ちを抑え、途切れた文字をかき消すようにボールペンを動かす。次第に手首が痛くなり、手を止めるとテスト用紙の端だけ、やたらと真っ赤に染まっていた。
――そういえば、オレンジ、食べ損ねたな。
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