第21話 山幸彦と豊玉姫の悲運
人見知りの下弦月が登場を渋り、海上は漆黒の闇に覆われている。頭上を見上げれば、星々が
星座を頼りに、大海原を西へと逆戻りする海賊達。船首が
浜辺の生物は寝静まり、波音だけが繰り返されていた。その
集落民の大半は、新築の手間を厭い、一般的には先祖代々の住居に住み続ける。つまり、竪穴住居で暮らしている。そんな中、寄棟造のホオリ宅は目立つ存在だ。同じ茅葺屋根でも、柱と梁で骨組みし、板壁で四方を囲っていた。
早朝の冷え込みに備え、出入口の戸板や窓を覆う雨戸は締め切っている。但し、
忍び寄る七つの黒い影。玄関引戸を慎重に滑らせ、屋内を窺う。囲炉裏の向こうに川の字で寝ている家族3人が認められた。乳離れも済んだ幼児イワレを間に寝かせ、若い夫婦が両端を挟んでいる。熟睡し切っており、侵入者の耳には安らかな寝息しか入らない。
頷き合って決行を確認し、
定位置に
頭側の筆頭格が睡眠中のホオリを羽交い絞めに起す。横で身構えた相棒が、強引に口を開けさせ、丸めた布切れを突っ込む。首に掛けた麻紐を取り出し、迅速に
トヨタマも同じ様に捕縛される。所要時間は1分にも満たない。夫婦共に、覚醒した時には既に手遅れ、身動きも満足に出来ない状態であった。
変事の最中も眠り続けるイワレだけは、7人目の男が丁寧に抱き上げた。幼児を気遣ったと言うよりも、泣かれては困ると用心したに過ぎない。
こうして虜囚の身となった親子3人は、対馬の『
3人の幽閉場所は洞窟を流用した簡素な牢獄だった。海賊の構成員は皆、享楽的で自堕落な男達ばかり。見張りも配置されず、野放図な
冷たい夜気の入りたい放題の空間で親子は肌を寄せ合っていた。就寝中を襲われ、防寒着の
奥に目を凝らすと、既に1人の老婆が座り込んでいる。痴呆を患っているのか、新参者の出現にも全く興味を示さない。岩壁に向かって念仏の如き独り言を呟いている。つい
――スクナに教わった言葉だわ!
聴覚神経を刺激する唯一の音声信号。注意を傾ける内に、トヨタマが耳聡く峻別した。心細い状況下では同胞意識が刺激され易いものだ。思い切って声を掛けると、虚ろな眼差しが向けられた。
――もう何十年も同郷人とは会っていない。こんな処で祖国の言葉を聞くとは・・・・・・。
胡乱な瞳が次第に焦点を結び、輝きを宿し始める。
『貴女は一体・・・・・・誰?』
此処に交差する数奇な運命。死別離を疑わぬ肉親に巡り合うとは――如何なる天の采配か。驚嘆の余り瞠目し、口元に手を当てる老婆。半開きの口からは
『何て事!、こんな事って有るのかしら!?』
聞き慣れぬ名前を叫ばれた方も、そんな些事には頓着しない。老若の違いは有れど、似通った目鼻立ちが第二の傍証ともなった。
『御母さん!!』
母娘は強く抱き合い、涙を流して再会を喜び合う。予期せぬ
『もしかして・・・・・・この子は貴女の息子?』
涙を拭いながら、娘婿の抱く幼子に目を止める。
『はい、御母さん』
『何て言う名前なの?』
『イワレよ、御母さん』
『そう。イワレちゃんね・・・・・・。私にも抱かせて貰える?』
骨と皮だけに細った両手を伸ばし、大事そうに受け取る義母。顔を綻ばせ初孫の名を連呼する内に、再び溢れ出た涙が頬を濡らした。
『御婆ちゃんよ。私が
悲嘆に明け暮れた挙句、自閉の壁に閉じ籠っていた彼女。しかし、無関心は自己防衛の一環に過ぎなかったようだ。突然の朗報に喜悦を露わにする。堰を切った感情の奔流は止まらない。何度も頬擦りし、実在を確かめ続ける。
『孫が生まれていたなんて・・・・・・、とても信じられない!。夢じゃないかしら?』
20年前。スクナらが
『私には妹が居るの?』
微妙な表情を浮かべ、老母は頷いた。トヨタマが妹の名前を尋ねると、
頭領の性欲は獣並みに強く、次々と若い女を手籠めにしていた。誘拐した婦女子に限らず、地生え娘にも手を出す。野猿の群れと何ら変わらぬが、蛮勇に秀でた者が独占する慣習は最強の遺伝子を残す知恵でもある。昔から対馬海賊の
その代わり、実の息子に跡目を継がせる事も無い。頭領が死ねば、若い世代が醜い争奪戦に名乗りを上げる。力尽くで奪取した事実だけが、
獣鬼地獄で
そんな貪底状態で懐妊を悟っても、最初は素直に喜べなかった。でも、子供は純真だ。
『それで・・・・・・、私の妹は何処に居るの?』
『その内に現れるでしょう』
男勝りに育った次女は戦闘要員の一人に数えられている。対馬島でも女は留守居役と見做されたが、頭領との血縁を十二分に喧伝し、洋上作戦にも果敢に従事する。略奪品の分配に
そんな外見でも、母親を気遣う呼び声からは素直な性格が窺える。食糧を差し入れんと木格子に近寄った直後、3体の人影が寄り添う状況に眉根を寄せた。
『母さん。他の囚人と親しくするもんじゃないわ』
『何を言ってるんだい。この
老母の頑迷な訴えに耳を貸してやりたいが、何しろ近頃は呆けの症状が進んでいる。
次女の戸惑う表情を認め、トヨタマも弁韓語で加わった。ところが、『余所者は黙ってなさい!』と語気強く口を封じられる。睨み顔に浮かんだ猛虎の迫力。
最悪の環境下で人格が形成されたのだから、粗野に育つのも
機転を利かせたトヨタマが首飾りを手渡す。
母親と姉の説明には矛盾が無い。渡海する流亡者の素性は様々だが、貴族の数は限られる。荒唐無稽と侮っていたが、信じるしかなさそうだ。家族史の真相には驚愕するが、それを前提とすれば、母親の監禁された背景にも察しが付く。
『釈然としなかったけれど、2人の話を聞いて腑に落ちた』
『どう言う事だい?』
『島に滞在中の
『向こうで
『
『私達と高霊と一体、何の関係が有るのかしら?』
『だって、母さんは高霊の王族だったんでしょ?』
トヨタマらの出身地は
怪訝な顔で娘の指摘を否定する老母。『完全に濡れ衣じゃないの!』と憤るも、それは建設的ではない。次女は思案顔で四方を見回した。
――正論を説いても、納得するような奴らじゃない。此処に留まっても殺されるだけだ。
『だったら、逃げましょう!』
今度は母親の方が当惑の表情を浮かべる。逃げたい気持ちは山々だ。脱出できるなら、
彼女の場合、弱小国の宮中しか知らずに育った生立ちからして、積極果敢に行動を起こす
だがしかし、今は一刻一秒を争う緊急時。直情怪行さで突破口を開く局面であった。次女は苛立たしく『散々酷い目に遭ったんだから、分かるでしょう?』と説き伏せる。逡巡の呟きには耳を貸さず、『道具を持って戻るから』と走り去った。
妹の戻りを待つ間にトヨタマは夫に事情を説明する。顔を曇らせるホオリ。身代金目的の誘拐だと推察し、抵抗しなければ殺されまい、と踏んでいた。無抵抗こそが家族の命運を危うくするとは・・・・・・。
――此処は絶海の孤島。何処に逃げ延びる?
熟慮するも、何が最適な脱出経路なのか、余りにも情報不足で判断が着かない。幸いにして、土地に明るい協力者が現れた。
程無くして、頼みの先導者が再来する。全力で走り続けたと見え、口唇から涎を垂らしながら荒い呼吸を整える。前屈みに腰を曲げ、膝に当てた両手には手斧と
貫棒を抜いて木格子を取り外すと、牢外に出しながら刃渡り20センチ程の匕首を一つずつ手渡す。木柄に埋めた鋭利な小刀を竹筒の鞘に挿した護身用の小さな武器。無頼漢を相手に立ち回れるとは思えないが、徒手空拳で立ち向かうよりは心強い。
先頭に立つ自らは手斧を握る。『急いで!』。切迫した小声に促され、山奥へと続く獣道を歩き始めるホオリ親子。ところが、そんな娘らを老婆が呼び止めた。
『私は和珥津に戻ります。一隻でも多くの船に穴を開け、時間を稼ぎます』
足腰の弱い自分が
『何を言っているの!?』
『全てに絶望した人生でしたが、死んだと思っていた娘に会え、孫すら抱けたのです』
晴れがましい表情で未練は無いと言い切る。そして、『貴女達を無事に逃がしたいの』と、頬を緩めた。
『・・・・・・』
何とか母親の決意を翻したい。強く想う一方で「聞き入れよ」と理性が囁く。激しく首を振った勢いで
『今宵、貴女は生まれ変わるのです。恵み多き人生が待ってますように――』
薄倖の星の下に産まれた愛娘が辛労を積み重ねながらも成人してくれた。その門出を祝福しない母親が居るものか。自らの生命を犠牲にしようとも、必ず前途を切り拓かせて見せる。固い誓いを込めて痩身を抱き締める。
『そうだわっ!!。転生するなら、名前も改めなくては・・・・・・』
暗黒社会に転落した彼女が20年振りに綻ばせる口許。未来に想いを馳せた恍惚の眼差し。『どんな名前が良いかしら?』と思案を巡らせる幸せそうな仕草。全ては一般女性の平素な表情に過ぎない。
『私にとって2人は宝物。姉が豊玉と名付けられたのなら、貴女は玉依と名乗りなさい』
姉に寄り添い、新天地での未来を切り開いて欲しいと願っての命名だ。
『姉夫婦を頼り、
手斧を譲り受け、代わりに匕首を握らせる。現代の感覚で例えるならば、リレー競走のバトン。手に手を重ねる行為を通じ、勇気付けると共に、自分が失った人生を託す気持ちからであった。
――自分が不甲斐無いばかりに、過酷な少女期を送らせて仕舞った。本来ならば、労苦とは無縁に育ち、異性に胸を時めかせる年頃だろうに・・・・・・。
現実には、褐色に海焼けした身体で日々の食い扶持を求めている。余りに刹那的な人生。恵まれぬ境遇を不憫と思わずには居られない。スクナが長女を立派に育て上げたと知るに付け、自責の念に
我が娘の不幸が終わるならば・・・・・・と、母親は惜別の情を封印し、逃亡を急かすのだった。
儚げに手を振る老母に見送られ、牢獄を後にした4人。妹の先導で細い山道を黙々と縦走するも、彼らの逃走距離は対馬島の長さ(約80キロ)に匹敵する。北端から南端まで、不眠不休で走破しても丸一日を要するだろう。
奥深い山中で
ホオリは妻の手を引き、大きな段差では身体を抱き下ろして、慣れぬ山歩きを手助けした。
「トヨタマよ。南端の港まで
姉が夫の質問を通訳する。
『未だ半分くらい。疲れたとは思うけど、休まずに歩くわよ』
「南端までの途中に港は無いのか?」
『もう少し行けば、
「船も有るよな?」
『凪いだ湾内に限っての小舟だから、壱岐まで漕ぎ出すのは無理ね』
「そうか。だったら、その浅茅湾とやらへの行き方を教えてくれないか?」
『あんた、馬鹿?。その小舟じゃ逃げ切れないって、今、言ったばかりでしょ!』
タマヨリだって疲労困憊している。加えて、全員の運命が自分次第と気負う重圧感。些細な事に激高し、野卑な口調で言い返すのも致し方ない。
「もうすっかり明るくなった。僕らを捜し始める頃だろう」
だからこそ、急ぐのだ。此処で議論している暇すら惜しいのに・・・・・・。
「奴らだって馬鹿じゃない。船で先回りする
指摘されなくても、そんな事は判っている。追手の戦術を解説された処で全く嬉しくない。
「此処から急ぎ足で歩いたとて、和珥津からの船より早く辿り着けるかい?」
冷静に判断すれば、
『あんたには妙案が有るの?』
――貴方と一緒ならば、何も怖くないわ・・・・・・。
力強く頷き返すトヨタマ。口元の緊張を緩め、
「僕らが囮となり、逃げる時間を稼ぐ。足腰を鍛えた君なら、イワレを負ぶって逃げられるだろう?」
考える限り最高の次善策だった。体躯の華奢なトヨタマが山道の行進速度を律則し始めており、時と共に脱出の成功率は減殺する一方だった。
「奴らの目当てはトヨタマだ。君らには大して関心を払わないと思う」
他人の生命を天秤に掛けるならば、タマヨリも即座に賛同していただろう。でも、
――姉さんとは会ったばかりなのに・・・・・・。
母に続き姉までもが捨駒になると言う。予期せぬ提案に心を掻き乱され、滂沱の涙と
泣き
『
昔日の母と同じ匂いが姉の首筋から漂う。途方に暮れる者を導く安らぎの源泉だ。天の与えし
――トヨタマに格好良い処を見せようと、山登りに連れ出した事が有ったな。
死を覚悟すると過去の記憶が走馬灯の様に巡ると言うが、ホオリの脳裏には結婚前の出来事が浮かんでいた。出雲集落から見える2番目に高い山、坪背山に
香春集落の交易船に目的地を知らせる為、標高371メートルの小高い山頂には狼煙場が設けられている。交易の途絶する冬季には人影も失せ、日本海を一望できる
冷たい海風に抗い、身を寄せ合う2人。互いに恋心を語り、愛を育む大切な通過儀礼を楽しむ。水平線の彼方に沈む夕日を眺めた後は、黄昏時の残照と競いながら帰路を急ぐ。灯火の無い時代だから、自ずと日の入りが門限となる。思春期を迎えたばかりの初心な男女の交際と大差無い。
若かりし頃の甘酸っぱい記憶が人生最後の
夫の失笑に興味を
そうこうする内に山々の稜線付近が原色に輝き始める。万物が新たな一日を迎える準備に入ったのだ。2人にとっては
崖道の果てに波止場を発見すると、小舟の一艘に乗り込み、
目指すべき地点に至ったら、海賊達の出現を静かに待つ。沖合に視線を這わせれば、澄み渡った天涯と武々しい外洋が青藍系の色に染め合っている。その境界線を知らしめる存在は荒波の白い
リアス式の複雑な海岸線に囲まれた湾内は、何処までも波が穏やかで、出雲の
山並みが水域を囲む情景も宍道湖周辺に
夫婦で独占する
――ホオリの優しさを感じる時間が永遠に続けば良いのに・・・・・・。
だが、至福の時間は半日も続かない。太陽が子午線を跨ぐ正午過ぎ、徒党を組んだ船団が北の海原に姿を現した。
「君と出会えて、僕は本当に幸せだった。有り難う」
耳元で囁かれた感謝の言葉に感無量となる。「私こそ」。余韻を惜しむように、夫の胸へと頭を預け直し、心臓の鼓動に耳を澄ました。出産間際に体感した息子イワレの鼓動を聞いているようで、心が安らぐ。
「息子も生まれましたしね」
「イワレには生き残って貰いたいものだ」
「
「
「信じて遣って下さいな」
全ては愛する我が子の為だ。息子の将来が切り拓けるなら、喜んで生命を差し出す。
ホオリは、トヨタマの両肩に添えた腕を伸ばし、柔和な顔貌を目に焼き付ける。
もう一度だけ抱き寄せる。
白磁肌の頬を両手で挟み、拳の幅まで顔を離す。相手の瞳孔を覗き込める近さ。夫に身を委ね、静かに閉じられた左右の目尻から溢れる2筋の落涙。ホオリは激しく接吻した。舌を挿し、強く吸う。初めて見せる猛々しい仕草。
――
夫の激情を吸い尽くさんと、妻は敢えて受身を貫く。ホオリは、その
名残惜し気に二つの口唇が離れた途端、熱い息吹が漏れ出でる。儚く刹那に生じた刺激が一触即発の堰を切る。歯間の奏でる艶声に
先端に感じる小さな心拍。ピクンと高鳴った鼓動は断末魔の悲鳴であった。その震えは徐々に間延びし、消え失せて行く。指に伝わる変化は、湖水の鏡面に垂らした
その瞬間を毅然と迎える覚悟のトヨタマ。短い呻き声を上げるも、微笑み続ける。別れの言葉を紡ごうと試みるも、開けた口からは血泡と喘鳴が零れるのみ。
匕首の抜き口から噴き出した鮮血が青白い
「僕も直ぐに追うよ」
魂の抜殻となり起律の果たせぬ身体を船底に横たえながら、寝顔の如き死面に優しく語り掛ける。一瞬前までは、惜別と諦観、憤怒と絶望、そんな混濁する激情の渦に翻弄されていた。ところが今や、全ての情念が意識の根底に沈み、静かな悲しみだけが
――我が望みは
被さるように
誘拐前夜の夕食。乳房を露わにして授乳する妻。出産直後で汗だくの妻。新居で迎えた第一夜。ナムジ夫婦が仲人を務めた婚儀。過去へ過去へと追憶は遡る。そして、養父母が寝静まった晩、軒先にトヨタマを呼び出した月夜を思い出す。
彼女の頬に初めて接吻した夜は満月だった。頬を赤く染めた彼女の反応に安堵し、告白の報われた喜悦に小躍りした。あの瞬間、
――トヨタマ、いざ
匕首を拾って膝立ちすると、逆手に握り直した刃先を左胸に当てる。
脳裏を貫く痛みは最初の一瞬だけ。後は・・・・・・、得も言われぬ藻掻きだった。
妻の生命を断った事実に
最後の力を振り絞り、トヨタマの隣に横たわる。薄目を開けると、秋空を飛翔する白鳥の姿が視界を横切る処だった。
浅茅湾に面した対馬市豊玉町には
和多都美神社の本殿前に構えた五つの鳥居。内二つは海中に建ち、干潮時にしか全景を拝めない。五つの鳥居越しに浅茅湾を望むと、東シナ海に沈む綺麗な夕日を堪能できるだろう。
彼らの悲運が『浦島太郎』物語の題材になったとも伝えられる。現世で天寿を全うし損なった2人。せめて来世では幸せに暮らして欲しいと、後世の人々が祈願した結晶だ。
それら痕跡の発掘は現代人の果たすべき務めのように思われる。
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