第13話 帰還







ベルさんがいなくなってから1か月ほど経過した。

未だにベルさんは帰ってこない凄く心配です。

僕はこの1か月間ルリさんのお世話や自分の訓練やランク上げなどをしていた。

ちなみにランクはCまで上がってしまった。

もうこの学校にいる必要もなくなってしまった。

だがベルさんに任されたことを無視して学校を後になどできない…


そしていよいよ今日は武闘大会当日だ。

ベルさんは強くなってくると思うが私も強くなったところを戦って見せたい!

だがベルさんは本当に来るのかもはや生きているかもわからない。

だけど私はベルさんは絶対帰ってくると思ってます。

そして私は第1競技場へと向かった。


第1競技場に着いた私はクラスの控え室へと入った。


「いよいよ武闘大会当日だなベルは帰ってくるんだろうか」


「兄様、どうせ怖じ気づいて来ないですよ」


「イリア…君はまたそんなことを言って…本当にベルのことになると

そういうことばかり言いますね」


「だって気に入らないですもの」


「はいはいわかったよ…でも僕は来てほしいと思うけどね

ベルとは本気で戦ってみたかったからね」


そうレオとイリアはベルさんのことを話しており

他のクラスメイトもベルさんの事で話題で持ちきりだった。

そうしてると時間が来たらしく


「48期生の皆さんそろそろ開会式なので競技場に集まってください」


「すぐ行きます」


と先生が反応すると先生がみんなに


「今日はついに武闘大会当日ですわ!今ここにベルさんがいないのが残念ですけれども

でも第1試合に間に合えば平気なのでみんなで待ちましょう!

そして皆さん今日は勝って上級生などけちょんけちょんにしてしまいなさい!」


「「「おおおおお!!!!!」」」


「それじゃ開会式に向かいましょうか」


そして開会式が終わりすぐ第1試合が開始された。

私の試合もすぐに回ってきた。

47期生のランキング8位の方との戦いだったが苦戦することもなく終わった。

レオさんやイリアさんやアレクサンダーさんも問題なく初戦は通過しました。

徐々にベルさんの試合が迫ってきているがベルさんが来る様子が未だにない。


そしてついにベルさんの試合が来てしまった。

ベルさんは未だに来ていない、相手は47期生ランキング4位の男性だ。

見た目的に武器は銃を持っている。魔法を使う魔道具のたぐいであろう。

試合の開始時間はとっくに過ぎている。


「あと5分以内に来なければ棄権とします!!」


「ご主人様ぁ…」


来ないと心配しているとルリがどこかを見て


「ご主人様が来た!!」


「本当ですか!?ルリさん!」


「うん!ご主人様が来たよ~!」


そうすると急に空から人が降ってきた。

降ってきた人物はきれいに着地した。


「ご主人様やはり来て下さったんですね!!」


「あぁ…待たせたなルリ、そして久しぶりみんな」


そこには髪の毛が真っ白になったランベルト・エンシーナがいた…

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