第11話 討伐依頼
草原についた僕たちは困っていた。
「ベルさんスライム出ませんね」
「出ませんね…」
「こういうのってすぐ出るものじゃないんですか」
スライムって弱い敵だよなメタルスライムとか希少な奴じゃないよな?
レアモンス夕ーとかそうじゃないよな、さすがに報酬もアレだったしな
「少し場所変えてみます?」
「そうですねこのまま草原歩いてても見つかりそうにありませんしね」
「ちょっと森のほうまで行きますか」
「そうですねいきましょう」
森の入口の近くに差し掛かった時の事だった…
2人して口を合わせてこういった
「なん(だよ)ですかあれ…」
そこにはスライムの大群がいた。
大雑把にいっても200匹ほどいた…
「草原にスライムがいなかった理由はこれでしたか…」
「こんなことになってるとはな…
まさか襲ってきたりしないしないよね?」
「それはさすがにないかと思います」
話していたら1体のスライムがこちらに気づき
その瞬間ほかのスライムが一斉にこちらに猛スピードで向かってきた。
「お、おいクラウスさん?さっき襲って来ないとか言ってなかった?」
「れ、例外もあ、あります!」
「さっさと逃げるぞおおお!!」
「はいいいいいぃぃ!!!」
やばいやばいやばい!どうする魔法適性検査の時にやったマグマレインさえできれば
この展開を逆転できるか!?
いや考えてる暇はない!
「クラウス10秒だけ時間を稼いでくれマグマレインを打つ!
合図したら離脱してくれ!!」
「わかりました!あまり持たないのでできるだけ早くお願いします!
では行ってきます!」
クラウスは土壁を出しプチファイヤーで迎撃していた。
これならならいける!
「よし!クラウス!!さがって!!」
「はい!!」
「うおおおおおおお!!!!マグマレイン!!!!!」
マグマレインでどんどんスライムたちがどんどんきえていく。
どうやら一休みはできるようだ。
マグマレインが終わってあたり一面は何も残っていなかった。
俺とクラウスはギルドカードを見た。
「「え!?」」
そこに書いてあったのは…
スライム討伐数572/5
討伐数が予想してた数の2倍はいたのだ
さすがにそれは俺もびっくりする。
もう一回あたりを見渡すとなにもないからそこが戦場だったのもわからない
とそこに1体のスライムが残っていた。
「打ち残しですか倒しますか」
「いや待ってくれこのスライム普通のスライムじゃない
攻撃だってしてこないし」
「確かに色はピンクですしおかしいですね」
僕はスライムを観察していると
「ご主人様ぁ!」
「!?どこからか声が聞こえたな?」
「ここですぅ!ご主人様ぁ!!」
「まさかスライムか…?」
「そうですぅ!スライムですぅ!」
「で僕がご主人様って呼ばれる理由は?」
「はい!ご主人様が打った魔法でやられたときにテイ厶されたみたいなのですぅ!」
「そうなのかそれって僕がご主人かわからなくないか?」
「ご主人様私のステータスを見たいって思ってください!」
「ん、こうか?」
名前
種族スライム
性別♀
主ランベルト・エンシーナ
力200
魔法500
スキル
・分解
・変化
分解
毒、薬、植物などの成分を分解することができる。
変化
植物、動物、魔物いろいろなものに変化できる
ただしステータスには影響しない。
これがステータスかスライムに性別なんてあるのか
力と魔法なかなかつよいなFランクの魔物なら普通に倒せるぞ?
「ご主人様てばぁ!!」
「うあぁ!なんだ?」
「聞いてましたか?私に名前をつけください!」
名前?確かにステータスのところは空白だったな
テイ厶したから名前をつけるのは当たり前か
名前か種族がスライムだから
スラ?ライム?しっくりこないなうーん…
「ルリとかどうだ?」
「ルリですか!!いい名前ですね!
今日から私はルリです!」
日本にいた時の初恋の相手の名前だったけどまあいいか
「ルリ今日からよろしくな!」
「はい!よろしくお願いしますご主人様ぁ!」
「終わりましたかベルさん」
「待っててくれてありがとうクラウス」
「いや全然いいですよ
でそちらがルリちゃんでいいですか?」
「はい大丈夫です!クラウス様で大丈夫ですか?」
「大丈夫ですよよろしくお願いしますね」
「はい!」
「ところでクラウス学校って魔物って学校入れるのか?」
「テイ厶した魔物なら申請すれば大丈夫ですよ」
「よかった~」
「とりあえずギルドに戻りますか」
僕たちはギルドに戻り依頼を達成させに行き討伐数見して驚かれた
なんせ500匹ものスライムを倒したのだ。
その分の報酬ももらった。
二人で銀貨11枚、銅貨40枚もらったのだ
今回は俺が頑張ったということで
俺が銀貨7枚
クラウスが銀貨4枚銅貨40枚ということで了解した。
僕は学校に戻りルリの申請をして部屋にかえって
二人とも疲れてたせいかすぐに寝てしまった…
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