第10話 冒険者ギルド






ふぁあ~

今日の目覚めはいいなぁ~~

え?それは何でかって?それは今日は学校が休みだからだ!

あ~休日最高~ずっとこのままがいいなぁ~

ってそんなこと言ってられない、今日は用事があったんだった。

前々から予定してた、冒険者ギルドにギルド登録しに行く事だ。

今の時間はお昼少し前くらいだ。

こんな時間まで寝てたのは久しぶりすぎてすごく機嫌がいい!


起きて服を着替えているとクラウスが入ってきた。



「おや?ベルさんおでかけですか?」


「はい、まだギルド登録してないのでしに行こうかと思いましてね」


「そうですか!それなら私も行っていいですか?

私もまだ登録してないのでいつ行こうか考えてたんですよ」


「いいですよ、1人で行くより2人で行ったほうが楽しいですしね」



まあ実際は1人で行ったほうが楽だしステータスを知られなくて

済むわけだからそっちのほうが楽だが今後の友好関係のためにも

ここは我慢するか。



「それじゃクラウス行こうか」


「いきましょう!」



僕たちは冒険者ギルドへと向かった

冒険者ギルドといえば登録したときにチートな能力が発覚して

ギルドマスターに呼ばれるか先輩冒険者に絡まれるとかあるけど

何が起きるか楽しみだな。



「つきましたね」


「ついたな」


「なんかドキドキしますね!」


「そうですね入りますか」


冒険者ギルドに入った途端すごい活気が襲ってきた。



「これはすごいですね!」



とクラウスが言ってくる中入口の前で

立ち止まってたせいか女の人が話しかけてきた



「食事ならテーブルへどうぞ!」


「いえ僕たちは登録をしにきまして」


「ご登録される方ですねそれでしたら目の前の受付にどうぞ!」


「ありがとうございます」



僕たちは受付に向かった



「冒険者ギルドへようこそ!

今日はどんな御用ですか?」


「ギルド登録をお願いします!」


「了解いたしました。冒険者ギルドに登録してしまうと

他のギルドへの登録はできなくなりますがよろしいですか?」


「はい大丈夫ですよ」


「それではこちらのギルドカードに血を一滴たらしてもらってもいいですか?」


「はい」



ポタ....


その瞬間ギルドカードがひかり始め次々に情報が刻まれていった。



名前:ランベルト・エンシーナ

性別:男

力:1200

魔力:8000

運:100


特殊能力

女神の加護


これがいいのかもどうかもわからない

さて聞こうにもクラウスに聞いたらステータスを知られるからなぁ…

お姉さんに聞いてみるか。


「お姉さんギルド登録した人の能力の平均ってどのくらいですか?」


「そうねぇ…だいたい力と魔力が平均的に100がランクFの平均ですね

運は100が限界みたいですけど私は見たことがないですね」



あぶねぇ!お姉さんに見せたら絶対騒がれるやつだ

そういうの本当にめんどくさいから見せないでよかったぁ…

でもやっぱりめちゃくちゃ強いのか

そして一番気になるのが…


女神の加護


なんだこれぇ!めちゃくちゃ気になる、あれだよな転生するときに言ってた

特典だよなしかも特殊能力見れないし!

これは絶対ほかの人に言ったらアウトな奴だしな。

力は人の12倍か魔力に至っては80倍か

もしかして女神の加護で上がりやすくなってるとかかな

あの女神、チートがないみたいなこと言ってたから少し落ち込んでたら

思いっきりチートじゃねーか。あの女神絶対許さないからな!



「ベルさんどうかしました?」


「いや別になんでもないですよ」


「それでベルさんまだまだ時間ありますがどうしますか?

簡単な依頼でも受けていきますか?」


「やりましょう!まだ魔物と戦ったことないので是非!」


「…わ、わかりましたやりましょう」


「すみません、お姉さん簡単な依頼ありますか?」


「あ、はいありますよ?簡単なものですとこの二つですね」



スライム討伐

内容

スライム5匹討伐

報酬

銅貨10枚



ゴブリン討伐

内容

ゴブリン5匹討伐

報酬

銅貨20枚


ちなみにこの世界の硬貨は

銅貨

銀貨

金貨

白金貨

黒金貨である

価値は

銅貨100枚で銀貨1枚

あとはどれも同じで100枚で次の価値の硬貨の1枚となる。


「ベルさんやっぱりここは初めてですしスライムでどうですか?」


「そうですねそれが妥当かと」


「それじゃあ受けましょうか」


「あ、お姉さん倒した数はどうやってカウントされるんですか?」


「倒せば勝手にギルドカードの方にカウントされますのでご心配なく」



そういうタイプだったか

てっきり魔物の一部持ち帰るタイプかとおもった

そうすると突然お姉さんが話しかけてきた。



「お二方とも武器はお持ちですか?」


「僕は短剣を持っています」


「私はブロンズソード持っています」


「お持ちでしたか、お持ちでなければギルドから貸し出しがありましたので」


「そういうことでしたかありがとうございます。遅くなっちゃうので

そろそろ行きますね」


「はい、行ってらっしゃいませ!」



僕たちは草原へ向かった…

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