第9話 授業
翌朝
僕は気づいたらこんなに寝ていたのか
とりあえずまだ誰も起きてないだろうし訓練に行くかな
着替えていつも訓練している庭へと向かった、そしたらどうやら先客がいたようだ。
「おや、君はランベルト君じゃないかおはよう」
「レオさんおはようございます」
「どうしたんだい?君も朝の鍛錬かい?」
「そんなところです」
「ならぜひ一緒にどうだい?君の剣術を適性検査で見た時から気になっていたんだよ」
「ぜひお願いします」
「では始めようか、準備大丈夫かい?」
「あ、ちょっと待っててくださいね準備運動しますから」
「ああ、まってるよ」
―――――――――――――――――――――
「よし!レオさん準備運動終わりましたいつでも大丈夫ですよ」
「では始めようか!」
カコンカコン
僕とレオさんはゆっくりだが木剣で打ち合いながら会話をしている
「君の剣術は誰から習ったものかい?やっぱりレオナルドさんからかい?」
「はい、父さんに3歳のころから習っています。今でだいたい2年ちょっとですね」
「2年ちょっとでこの実力かいすごいね君は…
私なんか5歳から習っているからね、もう8年になるね」
「いえまだまだ追いつきそうにないですね」
「でも君には魔法があるだろ?私はほとんど魔法が使えなくてね
使えるのは強化系魔法と少々の光魔法くらいだよ」
「光魔法使えるんですかすごいですね
光魔法って一部の人しか使えないんですよね」
「いやそうでもないみたいですよ、私はもともと使えたみたいですけど
聞いた話だと過去には魔法自体が使えなかった人が光魔法が使えるように
なった人もいたらしいですよ」
「そうなんですか!ぜひ教えてください!」
「教えてあげたいのだが人に教えるほど使えないんだよ」
「そうなんですか残念です誰か使える人いないですかね」
「私の妹なら魔法が得意ですし光魔法も使えますし
ですがちょっと性格があれですが根はいい子ですから
言えば教えてくれると思いますよ」
「分かりました聞いてみます」
「ええ、わかりましたそろそろ終わりにしますか」
「今日はありがとうございました」
「いえいえこちらこそありがとうございました」
僕はレオさんと別れ自分の部屋へと戻った
部屋に戻ったらクラウスが起きていた
「ベルさんに私のこというの忘れてしまいましたからね
手短に言います昔魔王と戦いそれに勝った勇者の一人で
勇者の方々は王様の権限で皆貴族になりました。
その家系の人たちを下級貴族や上級貴族とは呼ばず
勇者貴族と呼びます。わたしはそこの子孫なんです黙っててすみません」
「あっ、はいそうなんですか大変ですね」
「えっ!思ったより驚かないんですねしかもすごいどうでもいい感を出していますね…」
「いや違うんですよ、ちょっと関わったらめんどくさそうだなぁ……なんて?」
「ベルさんったらまったく…まあそういうことなんです!」
「はい…」
展開的に言うとこういうところでめんどくさいことに
巻き込まれるところなんだけどなぁ
めんどくさいから巻き込まれないのが一番だけどな
しかも学校に入ってからまじめな話が多いな疲れてきた。
そうこれがランベルト・エンシーナの本性だ
でもそれは起こったら起こったらで楽しそうだから起こってほしいところもある
実際転生してから5年ちょっと経つがいい子ぶるのは最近疲れてきた。
そして自分のこと結構弱いと思っていたが昨日の一件でわかった。
俺は自分が思っていたよりどうやら強いようだ。
この強さだがどうやら数値で見れるらしいのだが。
これを見るためには冒険者ギルドに登録してもらえる
ギルドカードに書かれるらしいから、今度の休みにも取りに行ってみよう。
とりあえず学校に行きますか。
学校について今日からやっと授業が始まると思ったが
まだ自己紹介がまだだったことを忘れてた最初の授業は自己紹介から始まった。
朝から疲れた。
学校の授業は基本的には社会についての勉強と剣術訓練の二つやって
お昼休憩を挟んでから魔法訓練をして学校は終わる。
日本の学校からしたらすごく早く終わっている。
日本の授業を受けていたからここの授業は屁でもない。
それでちなみに魔法授業の様子だが…
「何なのよ!あんたどうしてできるのよ!」
「知らないよそんなのお前と違って俺は最初からできたからな
才能の差ってやつかな?」
「あたしがどれだけ頑張ってきたと思ってるの!」
「だから知らねーよお前が雑魚なだけだろ」
上級魔法が使えるとかどうだこうだで
イリアとアレクサンダーが常に喧嘩している感じだ。
アレクサンダーは煽ったりしているだけだ
僕、レオ、クラウス達はただそれを見て苦笑いしているだけだ。
ただアデラ先生の怒りゲージがものすごいスピードでたまっていっている。
それをみて俺たちは止めたりしている。
その一方剣術訓練ではレオさんとクラウスが手合わせをしている
「いい太刀筋してますね」
「そうでもないですよですが手を抜く気はないですね!」
こちらはこちらで盛り上がっているがこちらは平和的に済んでいる。
授業はいろんな意味で波乱万丈だ。
授業は日本の学校のときの何十倍も充実している。
…だが授業で遊んでいるばかりではいられない。
そんなことを思いながら一日がが終わった
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます