第8話 魔法適性検査

8話 魔法適性検査









目を覚ますと目の前には女の子の顔があった。

ちょっと大人っぽい感じだが日本でいう高校生くらいだった。

僕の手のところに柔らかいものがあった。

男だったらやはり触ってみたかった

僕は女の子の柔らかいものを突っついた、その瞬間



「んっ…ん?あなた今私の胸さわったわね?」


「ひっ!?い、いえ触ってないですよ?」


「まあ私があなたの隣で寝てたのも悪かったからね

おっと誰かが来たみたいわね私がここにいるとバレるとまずいから

私はもう行くわねまたどこかでバイバイ!」



あの女の子はなんだったのだろう

あの見た目からしてここの生徒だろうか、だが制服は来ていなかったから不思議だ

そんなことを考えているとクラウスが近寄ってきた



「ベルさんそろそろ魔法の適性検査ですよ

順番は最初の方なので寝てないで準備してください」


「わかりましたもう起きましたので行きましょう」



僕たちは訓練場に戻った



「あっ、ランベルト君を連れてきてくれたのですね

クラウス君ありがとうございます」


「いえいえ、どういたしまして」


「ランベルト君はあと二人で順番が来ますから準備してください

あと勝手にどこか行かないでくださいね」


「はい、すみません…」


「わかればよろしいのです」



待っていたら僕の前に気になる子がいた



「次!アレクサンダー・ラインハルト!!」


「はい!」



姓がラインハルトか

勇者よくいるが本当にいるとは

勇者は剣技しかできないイメージだ


…と思っていたがそんなイメージすぐに壊された



「火の妖精よ

この一帯全てを灼熱で焼き尽くせ!

そして地獄に変え絶望で全てを食らい尽くせ!

インフェルノフレア!!」


「嘘だろ…!?」



訓練場一帯が火の海となった



「まさかここやるとは」


「これで検査は終了ですか?」


「は、はい大丈夫です。休憩していてください」


「わかりました」



まさかここでこんな強い人が来るとは

次だからすごいやりにくい



「次!ランベルト・エンシーナ!


「はい」


「これから魔法の適性検査を行う!

剣術ではいい成績だったから期待しておるぞ」


「はい!」


「それでは好きな魔法を打ってみてくれ

威力、属性は問わない

的はあの木人に向かってやってくれ」


「わかりました行きます!!」



何の魔法を打てばいいんだろう

闇属性は使える人がほとんどいないからさすがにまずいか

となると4属性のどれかなるのか

うーん

混合魔法でいこう

火属性と土属性と風属性で火を少し強めに入れてと岩を風で切って場所を調整して



「はあぁ!!マグマレイン!!」


「なに!?無詠唱だと」


「まさか俺以外にもこんなやつがいるとは驚きだな

今後の楽しみがふえたな」



無詠唱はさすがにまずいことしたかな

まあこれは頑張ってごまかそう



「まさか学校に二人も勇者クラスがいるとは…

しかも無詠唱とはな…」


「いえ無詠唱ではないですよ?」


「え?でも先ほど詠唱していなかったのようですが」


「聞こえなかっただけではないですか?」


「そうですかですがあれほどの魔法そうそう使えるものはいないですぞ」


「そうですか」



少しやってしまったな

まあしょうがないもうあきらめるか



「じゃあそろそろ次行かせてもらうぞ!」


「次!マイル・グライレット!」



終わったし休憩しているか


こうして適正検査のすべてが終わった

そして結果が知らされた

僕はやはり魔法剣士科だった

僕のほかにもクラウス、レオ、イリア、アレクサンダーがいた

他に2人もいたが知らない名前だった。

魔法剣士科がひと学年に7人もいることは異例らしい


そして今日の授業が終わった後寮に帰り

久々に混合魔法使ったせいか夕食も食べず眠りについてしまった…

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