第7話 適性検査
僕たちは第1野外訓練場についた
「みんな揃ったようね
それじゃあ適正検査始めましょうか。
まず剣術の適性検査から行うわね、その次に魔法の適性検査を行うわ
内容は剣術と魔法の両方ともやることは変わらないわ
最上級生と模擬戦をしてもらいます。
その結果に応じて決めさせてもらうわ」
「「「「はい!」」」」
そういえば転生物といえばここらへんでヒロインやライバルが出てくるのが王道だよな~
まあそんなものは想像の産物だしそんなことはないだろう
「では、まず新入生からイリア・デルクス・エンシーナ!!」
「はい!」
青髪のキリッとした女性だ
12歳くらいで性格だけみたらもっと年上に見えるような大人っぽい性格をしている。
それと苗字のエンシーナって僕と同じだがデルクスってなんだ
直系の血族とかなのか?
彼女の剣術は僕から見たらはっきり言ってまあまあだった
1人目なので強いのかどうかわからなかったが
最上級生にはかなわなかったものの相手を結構消耗させていた
「イリアさんなかなかやりますね剣術も習っていたんですか?」
「いえに兄様比べたらまだまだです剣術は兄様に吊られて少しだけやっておりました」
「それだけできれば十分ですわ」
「ありがとうございます!」
「では続いてレオ・デルクス・エンシーナ!」
「はい!」
次の人は結構覇気が強かった
そんなことを思っているとイリアが近づいてきた
「あら?なんでエンシーナがいると思ってたらどうしてこんなところに穢れた血がいるのよ?」
なんと先ほどとは似ても似つかないしゃべり方でしゃべりかけてきたのだ
「はい?イリアさん穢れた血ってなんのことですか?」
「あら私のこと知っているのね?
まあそんなことはどうでもいいわ
ところであなた自分の家族のこと何も知らないのね
まあまだお子様だししょうがないわね、いいわ教えてあげるわ
穢れた血とはあなたたち家族のこと指すのよ」
やっぱり親戚かなにかだったのか
「呼ばれていることはわかりました
でもなんでそう呼ばれているのですか?」
「あなたの父レオナルド・エンシーナが自分の父が持ってきた縁談をすっぽかして
家出をしてさらには冒険者になって挙句にはどこぞの知らない冒険者の女と結婚したからよ」
「なるほどそういうことでしたか」
「そういうことよ、わかったら自分の立場を理解して悪目立ちしないことね
目立つと家名に穢れてしまうから」
「さあそれはどうですかね?
僕は家名なんてどうでもいい思っておりますから」
「そんなことがあったら私と兄様がそんなことができないようにしますけどね」
そんなこと話していたらレオ・デルクス・エンシーナの適性検査が終わっていた
なんと最上級生の生徒に勝っていたのだ
「さすが兄様ですわ!」
「そんなことはないさ、たまたま相手の方の調子が悪かっただけですよ
もう一回やったらたぶん負けますよ」
「そんなことはないですわ
兄様は強いですもの!」
イリアはレオのことが好きなのかこれは重度なブラコンだな
「はい!次!ランベルト・エンシーナ!」
「はい!」
俺は前に出て最上級生の人と対峙した
相手は男性でなかなか強そうだった
「キャー!エリック様よ!!」
冒険者学校の生徒の中で剣術でナンバー2と言われている人物だ
イケメンのせいか学校中の人気者だ
嫌な方と当たってしまいましたね
「僕はランベルト・エンシーナと申します、お手柔らかにお願いいたします」
「私はエリック・サンチェスだ。
すまないがそれは無理だな、こっちももしもがあってはいけないので
最初から全力で行かせていただく!」
「これは僕も本気でいかないと失礼になってしまいますね」
「それではこれからランベルト・エンシーナの剣術の適性検査始める!
魔法の使用は一切禁止それでは始め!」
試験官がそう言った瞬間エリックさんが飛んできた
「さっさとおわらせてやる!はああ!」
僕はエリックさんがナンバー2なんて聞いて凄い期待していたのか…
だがエリックさんは………すごく弱かった……
気づいたら試合が終わっていた…
一撃で終わっていたのだ。
何が起こったか周りはわからないような沈黙をしていた
「エ、エリック様?」
エリックさんは気を失っていた
「勝者…ランベルト・エンシーナぁぁぁ!」
「「「うおおおおおおおおお!!!」」」
「なんですって!穢れた血があのエリック様が倒したですって!?」
「こら、イリアそんな呼び方をするんじゃない」
「すみません兄様」
「それにしてもランベルトさんなかなかやりますね
楽しみが一つ増えましたね」
レオさんとイリアさんが何か話しているみたいだが
まずいことでもしたのかな?
「次レナート・ロア!」
「はい!」
とりあえず僕は魔法の適性検査までどこかでゆっくり寝ますか
僕は木陰で眠りについた
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