第6話 入学






次の日の早朝…


僕は早く寝てしまったためいつも訓練するよりも早く起きてしまった。

隣のベットで寝ている人がいた、この人がルー厶メイトか

見た目からして16歳くらいの男の子だな


とりあえず朝の訓練をやろう

確か寮の庭があったはずそこでやろう


―――――――――――――――――――――――


訓練が終わり風呂に入って部屋に戻ってくるときには太陽が昇っており

もう外は明るくなっていた。

部屋に戻ったらルームメイトが起きていた。



「おはようございます、昨日はご挨拶し忘れてしまいましてすみませんでした」


「いいえ、私もここについてからすぐに寝てしまいましたので」


「自己紹介遅れました今日から一緒の部屋にさせていただくランベルト・エンシーナと申します

気軽にベルと呼んでください」


「ベルさんよろしくお願いします。私はクラウス・ヴァイセンブルクと申します」


「クラウスよろしくお願いします。とりあえず朝食を食べに行きますか…」


「そうですね…」



僕はクラウスとともに寮の食堂に行き朝食を食べた。

他の生徒や新入生がいたがあまり気にせず食べていた

食べ終わったら自分の部屋に戻り二人で制服に着替えて学校に支度をしていた


「クラウス学校に行く準備はできました?」


「はい大丈夫です」


「ならいっしょに行きましょうか」


「そうですね行きましょうか」


「クラス分けとかってあるんですかね?」


「クラス分けというか学科分けがあります魔法と剣術で分かれていますね」


「じゃあ僕は剣術ですかね」


「僕は両方使えるので何とも言えないですね」


「そうなんですかすごいですね」


「すごくないですよ僕の家は代々そういう家系ですので」



僕たちはこんな冴えない会話をしながら登校していた。

そしたらいつの間にかに学校についていた。



「つきましたねクラウス」


「そうですね」


「まず新入生受けつけに行きますか」


「行きましょう!」


―――――――――――――――――――


「すみませーん新入生の受け付けはここですか?」


「はいそうですよ!新入生の方ですか?」


「はいそうです」


「それではお名前お伺いしてもよろしいですか?」


「ランベルト・エンシーナです」


「エンシーナ様ですね少々お待ちくださいませ…

こちらが学生証と教科書となります」


「はいありがとうございます」


(なんだかドキドキしてきた)


「お次の方…

お名前お伺いしてもよろしいですか」


「クラウス・ヴァイセンブルクです」


「えっ…あ、ヴァイセンブルク様ですね」



周りがざわざわし始めた



「おいヴァイセンブルクってまじかよ…」


「あの勇者貴族がこの学校に入学するのか…」


――――――


「おまたせいたしました、こちらが学生証と教材になります」


「ありがとうございますベルさん行きましょうか」


「あっ、はい…

皆さんが先ほどざわついていましたがクラウスって貴族かなんかなのですか?」


「はいそうなんですが、あまり聞かれたくないので

寮に帰ったら話します…」


「わかりました」



そして僕たちは教室に着いた

新入生はもうほとんど来ていたその中には、ガラの悪いの子や可愛らしい子など様々な子たちがいた。



「席は自由みたいですし隣同市でに座りますか」


「そうですね

あっ、あそこ空いてるみたいですよベルさん」


「あそこに座りますか」



僕たちは座ってから友達ができるかななどいろいろな事を話していた

すると突然扉が開いた。



「はい皆さん揃っていますか?

私はこのクラスの担任でアデラ・ザイフリートですわ

これから5年よろしくお願いしますわ。

あっ、私のことはアデラ先生ともでも呼んでください。」



先生はすごく可愛らしい方だ、髪の毛や服の色は赤いし身長もすごく小さい

この冒険者学校の担任が務まっているのかが心配になるくらいだ。



「あ、10分後、訓練着に着替えて第1野外訓練場に集合ね

適正検査を行うわ、そこで学科分けするから

ここまでで何か質問はありますか?」


「はい、学科はいくつありますか?」


「そうね学科は剣士科、魔法科、魔法剣士科の三つよ。

座学はどれも一緒にやるけど実習訓練では違いが出てくるわ。

剣士科のみんなは剣術の実習では応用的なことや模擬戦などやりますけど

魔法の実習では魔力総量上げなど基礎的なことしかやりません。

魔法科はその逆ですわ。

ただし魔法剣士科は剣術の時は剣士科の皆さんと一緒に

魔法の時は魔法化の皆さんとやってもらいます」


「ありがとうございます」


「ほかに質問はありますか?..............

ないみたいですね

それでは10分後着替えて第1野外訓練場でお待ちしてますわ」



先生は教室を出て行った



「クラウスはやっぱり魔法剣士科を狙っていますか?」


「そうですね魔法剣士科だけは卒業してからすぐC級になりますからね

ベルさんは剣士科ですか?」


「そうですかね一応魔法も使えないこともないんですが

二つのこと両立できますかね?あとC級ってなんのことですか?」


「ベルさんならいけますよ一緒に頑張りましょう。

っと冒険者ランクのことですね。

冒険者ランクは上からSから始まりS,A,B,C,D,E,F,Gとあります

この学校は卒業すると冒険者ランクを飛ばせる制度があるんですよ。

剣士科と魔法科はD級になりますただし魔法剣士科だけはC級なんですよ

この階級を一つ上がるだけでも結構難しいらしいです」


「そうなんですか

僕も魔法剣士科に行けるかわからないですけど行けるところまで頑張ってみます」


「ベルさん頑張りましょう」


「そうですね頑張りましょう」



僕たちは訓練着に着替えて第1野外訓練場へと向かった…









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