第3話 家族
俺はめざめたらすぐ目の前に母親の顔があった。
「あ!ちょっとあなた!ベルちゃんが起きたわよ!」
「なんだと!おい!ベル大丈夫か!」
「でもなんで、あなたの書斎なんかで倒れていたんでしょうね、地面も水浸しになっていましたし」
「いやまさかな…」
「どうしたの?あなた」
「いやまさかだとは思うが…ベルは魔法が使えるんじゃないのか?」
「そんなことは…ありえなくもないですわね、なんとっても私のベルちゃんですからね
遺伝にもよると魔法の本にも書いてありましたし…」
「少なからず可能性はあるな」
やばい、魔法についてもうばれてるよ!この人たちの感、良すぎはしないか!?
これからは、ばれないように魔法のの練習しないとな…
そして、あくまでも両親の前ではいい子を演じないとな
「ベルちゃん起きたんでちゅね~いい子いい子でちゅね~」
とりあえずうれしいふりでもしておこう
「あうあー!」
(いえーい!)
「あなた!ベルちゃん喜んでるわよ!」
「アルタよかったな~、…なあアルタこの子が物心ついたら剣術を教えてもいいか?」
「あなた…それはあなたが決めることよ、うちの大黒柱なんだから」
「ははは…それもそうか、よしベル覚悟しとけよ!びしばし鍛えてやるからな!」
「あうあう…」
(まじかよ…)
こうして俺の剣術への道が確定された。
そしてさらに月日が経ち、今日は僕の3歳の誕生日だ…
「おう!ベル誕生日おめでとう」
「ベルちゃん!誕生日おめでとう!」
「ありがとうございます!父さん!母さん!」
え
僕はこの二年間ずっと言語と魔法の勉強してきたおかげで
言語は2歳になってすぐには喋れたし、魔法はずっと訓練してきたおかげで
火、水、風、雷の4属性は2歳半程で使える用にはなっていた、
だがここ半年4属性の制御などはうまくなっても闇と光が一向に使えそうない。
やはり闇と光は分類がちょっと違うのか…
ちなみに親は僕が魔法が使えることは知っていても、4属性も使えることはさすがに知らない。
親の前では水しか使っていないので水属性しか使えないと思っている。
「なあ…ベル今年の誕生日プレゼントなんだがここまで本など欲しがっていた物をあげていたが
今年はもう決めてるんだがいいか?」
「はい!父さんから貰ったものならなんでもうれしいです!」
「そうか!それはよかった!それで今年のプレゼントはこれだ!」
「これは…?剣ですか?」
「そうだ!正しくは短刀だ、ベルの体の大きさにはちょうどいいだろう」
「はい!ありがとうございます!でもなぜ誕生日プレゼントにこれを?」
僕はわかりきった質問を問いかけてみる
「それはだな…ベルに剣術を教えるためだ!」
「それは本当ですか!父さん!」
僕はうれしい感じをちょっと大げさに表現した。
まあ、実際に前々から剣術がやりたかったのでうれしんですけどね。
「それで剣術を教えてくれる方など、訓練はいつからなのですか?」
「訓練を教えるのは私だ、訓練は明日からだ」
「おもったよりすぐですね…」
「すまんな、あんまり考えていなかったものでな…なんならもう少し遅らせるか?」
「いいえ!そんなことはありません!僕は早く強くなりたいので剣術を習いたいです!」
「そうか、それはよかった。それじゃあ明日からは剣術の訓練をする。
それと剣術の訓練は朝のみ行ういいな?」
「はいわかりました、でも夕方とかはやらなくていいのですか?」
「訓練は量をこなせばいいものじゃないからな、量より質だ。
わかったな?それと休むことも大事だ」
「たしかに、父さんのいうことは正しいと思いますわかりました」
「それじゃあ、明日は寝坊するなよ?それと今日はベルの誕生日だ
精一杯祝おう」
「はい、ありがとうございます!楽しみます」
僕がこの世界に転生してきてこの家族と暮らして幸せと感じて人生も楽しいと感じている、
人生ってこんなにいいものでしたっけ家族っていいものですね。
そうして次の日、僕の剣術の訓練が始まるのであった。
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