第3話。ソーダ。

きのこ:はぁだな。だめだな。


おばーちゃん:どした?きのこ。夏休みじゃ!遊ばんか!


きのこ:ふぅ。ばあちゃんの時代と違うんだな。遊んでばかりも要られないんだな。


おばーちゃん:そっ。そうか。じゃ。何しとんじゃ?


きのこ:ソーダの飲み比べだな。本当に美味しいソーダを見付けるんだなー。

ロマンだなー。一番だな。


おばーちゃん:ソ。ソーダかえ。ど。どうじゃ。ここは一つわしも手伝うというのは?


きのこ:だめだなー。お年寄りは味覚が弱っとんだな。足手まといってやつだな。


おばーちゃん:へっ!くしょほろがー!ええわい!もうお菓子もやらんぞ!好きにせい!


きのこ:そんなんいらんだな。

きのこちゃんはお小遣いで一杯ソーダ買ったんだな。

十分だなー。やらんのだな。


おばーちゃん:くっしょほろがーーーー!!!!

こいつ!ぽこ!


きのこ:今日は痛く無いんだな。ソーダの力は凄いんだな。

自分の金で買ってくるだな。バイバイだなー。


おばーちゃん:はあ。はあ。はあ。つ。疲れた。ちょっと横になる。


きのこ:じー。


おばーちゃん:ふー。


きのこ:じー。


おばーちゃん:なんじゃ。横になっとったら治るんじゃ。


きのこ:ばあちゃんごめんだな。きのこが悪い子だったんだな。

これ飲むんだな。一番のソーダだな。


おばーちゃん:きのこや。ええ子じゃ。ばあちゃんの孫じゃ。ええのか?貰って。


きのこ:ばあちゃんに飲んで貰う為に有るんだな。ぐいっとだな。


おばーちゃん:そうか。可愛い奴じゃ。じゃあ。頂きましょうかのー。


きのこ:どぞだな。きのこはコップ持ってくるたんだなー。


おばーちゃん:それじゃ。そこのを頼むのー。きのこちゃんや。


きのこ:がってんしょうちだなー。おやびんだな。とことこだなー。


おばーちゃん:いやー。わしは幸せじゃ。楽しみじゃのー。


きのこ:すたこらだなー。どうぞだな。ばあちゃん。


おばーちゃん:では。ごく。ごく。ふはー!上手いのうー。

生き返ったわい。ありがとうのう。きのこや。


きのこ:そんな事ないんだなー。へへっだな。


おばーちゃん:ええ気分じゃ!

がーはっはっはっはっは!がーはっはっはっはっは!


こうして二人の毎日は続いて行く。



続く。

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