第4話。朝ねぼう。

きのこ:だなー。だなー。


おばーちゃん:おい。きのこ。朝じゃ。起きろ。


きのこ:だなー。だっだなー。


おばーちゃん:起きんかい!なんじゃ。朝も、よう起きんのか。


きのこ:だ。だなー。だ。だなー。


おばーちゃ:夜更かしするからじゃ。ほんとに、しつけがなっとらんなー。胸糞悪い。


きのこ:だ。なー。だ。なー。


おばーちゃん:飯が冷めるぞ!きのこや。ええ子じゃ。なー。きのこ。起きんかー!


きのこ:だなー。だなー。だなー。


おばーちゃん:なんじゃ。全然起きん。

ん?よーお見ると、美味しそうな、ほっぺただこと。

食べてやろうか!がーはっはっはっはっはっは!


きのこ:う~んだなー。う~んだなー。


おばーちゃん:もしもし、きのこさん。

もしもし、きのこさんですか?


きのこ:だなー。だなー。


おばーちゃん:起きん。どうなっとんじゃ。わしをバカにしとるのか。くっしょほろがー!


きのこ:だーな。だーな。


おばーちゃん:知らん。もう。起こさん。わしは知らんぞー。


きのこ:ふぁ~あ~だな~。おばあちゃん。おはようだな。朝から縁起が悪いんだな。


おばーちゃん:ばっかにすなー!こいつ!ぽこ!


きのこ:痛いんだな。何するんだな。


おばーちゃん:ええから朝飯じゃ。顔洗ってこい!


きのこ:だなー。がってんしょうちだなおやびん。とことこだなー。


おばーちゃん:たっべるぞー!

がーはっはっはっはっはっは!がーはっはっはっはっはっは!


こうして二人の毎日は続いて行く。



続く。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る