第10話

いやはや

あれからかなり時間が立ってしまったな。


たった半年の間にこうも変わるのかというぐらいの事が起きてしまったよ…


難しくいえば

自分を取り戻す。

簡単にいえば



離婚する。

だな(笑)



教師同士の親に育てられ

周りから教師の子供なのにと

言われないように言われないようにと育てられた私が

まさか離婚という選択肢を選ぶとは自分でも驚きなのだが

実は二年前からもうそっちの方向に子供たちとともに歩いて行ってる感が否めない状況だったのだ。

基本土日は予定がない限り午前中のうちにやらなきゃいけないことを私たちのことお構いなしにやって、それが終わったら自分はパチンコ。

平日はもちろん遅くまで仕事。

子供たちの習い事、バスケのことも試合だけ見に行く感じ。

正直、家に夫が居なくてもなんとかなっていた。


結婚生活15年

そりゃあいろいろありましたわ。


私の計画性のない金遣いの荒さ

旦那の浮気

お義母さんとの確執

私の浮気

同居からの脱却


それでも

なんとか乗り越えてきた。


でもね

今回はさすがに無理やなぁと思ったのよ。



きっかけは

旦那の浮気パート2なのだが

それ自体は別にどうでもよかったのよ。


だって

本人が浮気を告白する前にわかっていたからね、私は。

ああ…

この人、今ほかに好きな人おるなぁって。


私のこと全く見てないなぁって。


昔からそういう変な感というか気配というものに敏感で嫌でもすぐわかってしまうのよ。


でもね

今回は

気づいても私、なんとも思わなかったのよ…。


そうなんやなぁ…ぐらい。


しいていうなら

旦那さんが楽しいならええかぁぐらい(笑)


だから探ったりとか悲しかったりとか

悔しかったりとかそんなことなく楽しく穏やかに暮らしていたのだが…


なのに

何故こういう状況になっているかというと


向こうが浮気しているのにも関わらず

私の携帯を勝手に見て(過去も1回見られた)

仲良くしていた男友達に勝手にボクの妻にちょっかいをかけないでとメールを送りつけたのだ。

ちなみに私にはたくさんの男友達がいまして

その中でも今回の人は、私がこれから人生を賭けてやっていこう思っている事にとても重要で大切な人で、夫にいるような浮気相手とかでは一切ないのだが

旦那にはそういうことがわからず(重要なことを話す間柄ではもうなくなっていたんだな)ただ、そのやりとりを見て嫉妬して送ったらしい…



確かに旦那よりその人との距離の方が正直近かったのは認める。

旦那には言えないこと、悩み、これからのこと、いろいろ話してきたのはその男友達だ。

だからそのやりとりを見て嫉妬するのはわかる。

本来なら旦那にしなくてはいけないことなんだろうから。


でも

だからといって夫婦でも勝手に携帯を見るのはルール違反だし

しかも自分にもそういう人がいるのにも関わらず私にだけ

それをしてはいけない!!やめさせてやる!!と思う旦那に吐き気を覚えた。


しかもだ。

何故か相手にだけ文句を言って

私には何ひとつ言わなくて

その男友達から急に連絡が来なくなり

あれっ?と思って

次の日、もしかしてと思い旦那に問い詰めたら、さもやって当然だろって顔で吐露しやがった。


私はほとほと呆れてしまった…

もし私なら

そんなことは絶対しない!!

だって

プライドがあるから。

夫の浮気相手にそんなカッコ悪いこと、絶対言えない!!

なのにそれを当たり前かのように言い捨てる旦那に唖然としてしまった…


それと同時に

ああ、もう無理だと心の声が聞こえてきた。


この事についてまた問い詰めて

喧嘩して

反省しても

時間が経てばまたあの人は私の携帯を見て

同じことをするだろう。

そして私は大事な友達を失っていく…


そんな人生をこれからも送り続けていくことに恐怖すら覚えた。


私はその瞬間にやっと

離婚について真剣に考えるようになったのだと思う。



これからは離婚に向けて具体的にいろんな事が山積みだが

それをひとつずつ片付けていくつもりだ。



ということで

ダイエットからかなり離れてしまったが

これからは離婚に向けてのドキュメントに変更ということで

皆さん、よろしくお願いします。







  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

ドキュメント42。 三日月( @Kawauso309

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ