第2話

昨日は異様に腹が立ってしょうがなかった。

いつもなら上手にすり抜けることでも

いちいち引っかかって爆弾連続爆発ですよ。

なんにいらついてたんかな…


最近忙しいノリオくん(旦那)が久しぶりに早く帰ってきた。

遅いという話だったからそれに合わせて色々動いてるのに

そのちょっと予定が狂ったことにもぷちイラ。

しかもリビングのテーブルの上にどてーーーんとケーキの箱が…

よくノリオくんは人からお土産とか余り物をもらう質で今回も知り合いの人がくれのだろうと思い

なにげなしにそのケーキをキッチンの隅っこに置いた。

だってこれから作った料理を置くのにそこにケーキがあったら邪魔だからね。


ノリオくんが早く帰ってきたために晩御飯の準備を早くしなければいけなくなった私は少しピリピリしながら動いていた。

風呂に入ったノリオくんがニコニコとリビングに入ってきた。

すると

「あれ?ケーキの箱は?」と聞いてきた。

私は

「あれ、邪魔だから隅に置いたよ」

と忙しい中聞いてくるなよ的なニュアンスで答えた。

すると一気に不機嫌になるノリオくん…

私は

なんや??と思ったがスルーした。

最近忙しくてノリオくんがイライラしてるのわかってたからまぁええわとなんとか受け流したのに

それもかえってノリオくんを刺激したのか

小さい声で

「せっかく早く仕事終わったから、この前祝えなかったゆかちゃんの誕生日のためにゆかちゃんの好きなクリームブリュレ買ってきたのに…」

とスネ夫顔でつぶやいた。

その時、私は嬉しい気持ちよりもケーキの箱だけを見てそのノリオくんの思いを理解しろという傲慢なノリオくんの気持ちに腹が立ち

「ごめんだけど、このケーキだけをみてそれを理解しろって無理な話じゃない?!何回も言ってるけど私はあなたじゃないの!!きちんと言葉で言ってもらわないとわかりません!!」と声を荒らげてしまった。

実はその前に、中二の娘が友達とイルミネーションを見に行くと言って5時に出ていった。

冬の5時はもう真っ暗。

イルミネーションだからその時間帯じゃないと無理ってわかってるけど

帰りがかなり遅くなり、娘にグダグダ説教しまくり

息子(小3)のいつもと変わらない汚い机の上なのにどうも我慢出来なくて綺麗にしないと今日の胸肉棒餃子はなし!!と食いしん坊にはキツイ条件を突きつけたりしていた…


2番目の娘(小6)がそんな私をみて

晩御飯の準備を手伝いながら

私と同じ顔で優しく

なんかあった?と聞いてきた。

その一言で私は

ほんまよ、なんやねん、これは?

と冷静になれた。


つい先日42歳の誕生日を迎え、それを転機にいろいろなことが動き出し、自分の中にあるエネルギーが無駄に出てきてそれが怒りとしてでてきているのではないかと…

そのエネルギーを怒りではなく違うものに変換しないといけんなぁと反省し

それなら自分の好きなことにエネルギーを使おうと思った。


それがこのドキュメント42である。



そんな感じで始まったこのドキュメント42。

大事な最初の1日目はダイエットのダの字もなく終わってしまうという結末…


我ながら呆れてしまうが

これが私であるのも否めないので

明日こそはダイエットについてしっかり書いていこうと思う。

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