ドキュメント42。

三日月(

第1話

私は音楽が好きである。

音楽を常に聴いておきたいそんなオシャンティーな人間である。

いわゆるひとつの

NO MUSIC NO LIFEってなやつだ。

最近はiPhoneになったので

WALKMANではなくiPhoneで聴くようになった。

そこもオシャンティーだ。

そんな私はなにか作業する時は必ず

iPhoneを開いてライブラリにある星野源を聴きながら洗濯物干したり、掃除したり、ご飯をつくったりしている。


今日もいつものように星野源のダンサーを聴いて

軽くステップを踏みながら鶏胸肉を斜め切りしていたら

LINEを始めてからめったに来ないメールの着信音、びょょょょーーーんが聞こえた。

なんだろうと思い開いてみると

西野さんからだった。

西野さんとは地元の絵描きさんでモデルの依頼のメールだった。

モデルといっても平均的なファッションモデルとかではなく

原始的なヌードモデルのほうだ。

ヌードモデルと聞いたら

さぞかしスタイルがいいのだろう…そんな自慢聞きたくないね!!とお思いでしょうが

はっきり言わせてもらいます。

私は歳は42、身長も160の体重はお教えできないほどの巨体…

顔は純和風で身体もどっちかというとおデブ&筋肉太りのダブルパンチ…

本当に自慢もくそもない、ただのおばさんである。

そんな私が何故ヌードモデルをしているのか…

話せば長くなるので簡潔に言うと

引き継ぎである(笑)

知り合いがやっていて

次はあなたねと言われ

やっているのである。


なんやそれ??と思われてるでしょうか

まぁ、人生って意外とそんなもんじゃないでしょうか。



ヌードモデルしている時の必需品、バスローブを知り合いから引き継ぎの品として受け取り

無事に引き継ぎ作業も終わり今に至る。


話を戻そう。

メールをみた私はすぐ主人へ予定を聞いた。

1月8日はなんかあったっけ?

主人はいつもきっちり書いてあるスケジュール表を開いてデコに3本皺寄せて

その日は予定はないよ。と答えた。

その日、モデルの仕事が入ったからそのつもりでよろしくね。と伝えると

久しぶりだね。とほくそ笑んだ。

そして

その腹で大丈夫なの?と口ではなく目で訴えてきた。

なので私も口ではなく暴力で主人に

大丈夫だっつーの!!と腹にグーパンチして返してやった。


さぁ、あと約一ヶ月で

この腰周りについている季節外れの肉浮き輪を取り外すことができるのか?




これから毎日そのしょーもない記録をここに書いていこうと思う。



とりあえず

明日は昔流行ったカーブィーダンスでもひと踊りしてみよう。

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