そりゃ、この年頃の女の子が魔法の杖なんて手にしたらねぇ…得るものと失うもの、どっちが多かったかなんてお婆ちゃんになるまでわからないだろうけれど、この先どれだけ得るものが多くても、失ったものは一生忘れられないのだろうな、と
そんなこと、いうまでもないことですが、最後の一文がとてもはまっています。日記で時の流れを告げ、日記が終わっても物語は続いていく、まさに読者が読みたい展開になっており、構成はばっちりです。文章もコミカルでよみやすく、奇抜な発想がないのもグッド。異世界でも現代人にわかりやすい感情で魔法の杖が登場する世界として、認識できます。このラスト、いいですね。次の作品に期待して星3つ送らせて頂きます。