メルセンヌ数に想いを馳せる回

メルセンヌ数番目のメルセンヌ数はフェルマー数を用いた級数で記述できる

言いたいこととタイトルが合っているかわからんぽんだが、早速はじめていきたい。


おさらい。

メルセンヌ数: Mn=2^n-1

フェルマー数: Fp=2^(2^p)+1

(nは自然数)



とにかくやってみる。

メルセンヌ数番目のメルセンヌ数M(2^n-1)は下記のように示すことができる。

M(2^n-1)=2^(2^n-1)-1

      =1/2* 2^(2^n)-1

ここで、2^(2^p)=Fp-1と示せるので、下記になる。

M(2^n-1)=1/2*(Fn-1)-1


次に、次のメルセンヌ数番目のメルセンヌ数M(2^(n+1)-1)は同様に下記のように示すことができる。

M(2^(n+1)-1)=2^(2^(n+1)-1)-1

=2^(2*2^n-1)-1

=1/2*2^(2*2^n)-1

=1/2*(2^(2^n))^2-1

ここで、2^(2^p)=Fp-1と示せるので、下記になる。

M(2^(n+1)-1)=1/2*(Fn-1)^2-1


(めんどくさいので日本語は省略)メルセンヌ数列の差を取る。

M(2^(n+1)-1) -M(2^n-1)=1/2*(Fn-1)^2-1 -(1/2*(Fn-1)-1)

=1/2*(Fn-1)(Fn-2)


M(2^(n+1)-1) =M(2^n-1)+ 1/2*(Fn-1)(Fn-2)

なお、

M(2^1)-1=M1=2^1-1=1

M(2^2)-1=M3=2^3-1=7

これは同時に、M(2^(n+1)-1)のn=1のときである。

M(2^2)-1=M(2^1-1)+ 1/2*(F1-1)(F1-2)

     =M1+ 1/2*(F1-1)(F1-2)

F1=2^2^1+1=5なので、下記で書ける。

M(2^2)-1=1+1/2*(5-1)(5-2)=7


M(2^3)-1=M7=2^7-1=127

これは同時に、M(2^(n+1)-1)のn=2のときである。

M(2^3)-1=M(2^2-1)+ 1/2*(F2-1)(F1-2)

     =M3+ 1/2*(F2-1)(F2-2)

F2=2^2^2+1=17なので、下記で書ける。

M(2^3)-1=7+1/2*(17-1)(17-2)=127

ただしそう、だよね?


また、下記に分解できるので、M7も式変形できる。

M3=M1+ 1/2*(F1-1)(F1-2)

M7=M1+ 1/2*(F1-1)(F1-2) +1/2*(F2-1)(F2-2)


これをM(2^n-1)に適応するドン。

M(2^n-1)=M1+ 1/2*(F1-1)(F1-2) +1/2*(F2-1)(F2-2)

…+ 1/2*(F(n-1)-1)(F(n-1)-2)

=1+1/2*Σ(k=1, n-1)(Fk-1)(Fk-2)

ということで、メルセンヌ数番目のメルセンヌ数はフェルマー数を用いた級数で、結構きれいに書くことができました。



なお、メルセンヌ数番目のメルセンヌ数に1加えた数の比を取るとフェルマー数に対して、ちょっときれいな数は出てきます。

(M(2^(n+1)-1)+1) /(M(2^n-1)+1)=1/2*(Fn-1)^2/ (1/2*(Fn-1))

=Fn-1

つまり、下記。

Fn=1+ (M(2^(n+1)-1)+1) /(M(2^n-1)+1)


メルセンヌ数を数に戻すと、もう少しきれいになるかもですが、もういいやって感じで、ノーマネーでフィニッシュです。

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