第11話《魔本導くアナザーワールド》リプレイ⑥
~FS判定『小林茉莉を探せ! (あるいは人狼のアジトを探せ)』~
森に向かった小林茉莉を探しに、PCたちは昼なお薄暗い森に踏みこんだ。
自然はPCたちの行く手を阻み、ときに助けもする。
無事に森を抜け、目的地に到達することができるのか?
GM:ではFS判定はじめます。FS判定「小林茉莉を探せ!(人狼のアジトを探せ!)」完了値11 難易度5 最大達成値20の判定となっております。
阿東一価:とりあえずこのアナザーワールド自体に憧憬/○無関心でロイス取っときます。こっち側にロイス取っとけばとりあえずジャーム化はしない……筈
水島七里:残るかどうかはエンディングまで行ってから決めよう。
GM:まずは『小林茉莉の痕跡を追え!』ということで森の中を探索です。知覚またはその他もろもろで判定してください
椎名 護:初手もらってもよろしくて? その前に登場か
水島七里:感覚ですからね。お任せします。
GM:判定する方はシーンインしてください
椎名 護:51+1d10 サツバツ!シーンにエントリーだ!
DoubleCross : (51+1D10) → 51+10[10] → 61
阿東一価:阿東一価シーンイン(浸食率:56->57)
水島七里:1d10+72
DoubleCross : (1D10+72) → 9[9]+72 → 81
GM:支部長ー!(悲鳴)
~FS判定1回目~
椎名 護:11dx+8 知覚で判定
DoubleCross : (11R10+8[10]) → 10[1,2,2,3,4,5,6,6,8,8,10]+10[10]+10[10]+4[4]+8 → 42
GM:達成値、三点げっと。
椎名 護:達成値42。max20 だからね、しょうがないね
水島七里:描写位聞いてやれよと思わんでもない
GM:聞いてくれますか?
水島七里:っていうかまだやってない事がある。ハプニング表!
GM:ほんとだー!!!
椎名 護:そういえばそんなのあったな
阿東一価:忘れてたぜ
GM:ここに頑張って夜なべしてつくったハプニング表がー!
阿東一価:マジでw
水島七里:忘れんなやw
ほんとに忘れてました。
GM:うん……次から振ってくださいね
椎名 護:阿東さんが 1d100 振ってくれます
GM:少し描写挟みますが、森に踏み込んだ皆さんは、というか椎名君は、鋭敏な感覚によって木の枝に結びつけられた目印を見つけました。ハンカチを細く裂いたようなものが、点々と残されています。ウサギさん柄のハンカチです。道に迷わないよう、残してあるようです。これを追っていけば、彼女の足跡を追うのは簡単でしょう
椎名 護:「……これは例の子がやったのかな?」
阿東一価:「みたいですね」
椎名 護:「追っていけばよさそうですね」
椎名 護:(三か月もよく残ったものだ)
水島七里:木の枝に結び付けたら数年から数十年持つよ
GM:ですが、ここで知覚でちょっと振ってみてください…
阿東一価:ん、これは全員?
椎名 護:11dx+8 知覚
DoubleCross : (11R10+8[10]) → 10[1,2,3,3,4,4,7,8,8,9,10]+10[10]+3[3]+8 → 31
水島七里:5dx10
DoubleCross : (5R10[10]) → 9[1,4,8,8,9] → 9
ヒドゥン:6dx+1
DoubleCross : (6R10+1[10]) → 9[1,2,2,2,5,9]+1 → 10
阿東一価:1dx
DoubleCross : (1R10[10]) → 6[6] → 6
GM:当然のように椎名君がだんとつでしたね。
阿東一価:まぁ阿東君感覚低いから……
GM:では椎名君は、木々の上から誰かがこっちを見ているのに気がつきます。
椎名 護:では、そっちを見て構えよう。敵なら重畳。インタビューだ
GM:では、むこうから声をかけてきます。
楠木蓮:「てめえら! 何モンだ!!」
阿東一価:チンピラ来やがったw
~コードネーム《
突然現れたFH構成員、楠木蓮。
通常であれば敵対するべき人物です……が、彼は木から自ら降り、親しげに話しかけてきました。
楠木蓮:「あれっ……おまえら、というかそのトランク! ヒドゥンじゃん!」
ヒドゥン:「久しぶりだね、楠木君。元気そうで何よりだよ」
楠木蓮:「おー、ぼちぼちやってるよ。なんだよ、お前もアナザーワールドに来ちまったのか?」
椎名 護:(ああ、これが例の)
楠木蓮:「あれだろ、お前もあの本にホイホイ近づいたんだろ、ばっかでー!」
GM:指さしで爆笑しています。
阿東一価:それ貴方も人のこと言えませんよね、と突っ込みたいがやめとくか
GM:つっこんでもいいんだよ……(むしろ突っ込んでほしい)
ヒドゥン:「なるほど、君は僕たちより情報を持っている様だね。」
楠木蓮:「まあな。俺たちもここが長いからさ。昔のよしみで助けてやりたいとこだが、俺も上司とかの目があるからな~。設定どおり、お前たちの邪魔をさせてもらうぜ」
阿東一価:「設定?」
楠木蓮:「女神の作った設定だよ」
阿東一価:「ああ……」
椎名 護:(……ゆりちゃん、よけいなことしやがって)
水島七里:「はて、貴方達はここに来てからどれくらい時間が経っているのでしょうか?」
楠木蓮:「そーだなー、もう何か月だっけ? 覚えてねえや!」
水島七里:「まだ数か月、なるほど……」
阿東一価:前向きな見方をすれば「考えるのも億劫になるくらい」には長居はしてんのな
GM:あるいは楠木君がバカかどっちか
椎名 護:色々知ってそうですね、初日の我々に比較すればはるかに
阿東一価:しかし割と楽しんでるようには見える、やはり茉莉さん以外は帰る気なしか
ヒドゥン:「そして上司"とか"の目、なるほどなるほど」
楠木蓮:「なんだよ、悪い顔してるな。俺たちだって必死なんだからな、元の世界にさっさと戻りてえし」
阿東一価:「あれ? 貴方は帰る気あるんですね」
楠木蓮:「あったりまえだろ!! ここめちゃくちゃなんもねえぞ!」
水島七里:「貴方達は何をしたら返してもらえるって言われたんですか?」
楠木蓮:「えー? 最初は救世主だって言ってたけど、悪役顔だって言われたから、まあ、悪役だよ。この世界を混沌に導く……的な……? ようするに救世主の敵役だな。ウンウン。それじゃー、俺、設定どおり妨害するんで、お前らも頑張れよな!」
阿東一価:「あ、はい」
GM:楠木君は超人的な脚力で森に消えて行きました。※
※このあと、楠木君はメンバーを妨害する側に回ります。ハプニングチャートに登場予定ですが、用意した楠木君関連の項目が少なかったため、引っかかりませんでした。
ヒドゥン:「あいつ……あそこまで馬鹿だったかなぁ……」
椎名 護:「……あっ、かつてはそうでもなかったんです?」
阿東一価:「彼なりに現状を楽しもうとしてるんじゃないですかね……」
水島七里:「思い出って、いつでも美しいものですからねぇ」※
※それは……多分にGMの知力が反映されてるような気もします……。
GM:判定を再開しましょう。ハプニングチャートを振ってください。
阿東一価:1d100
DoubleCross : (1D100) → 80
GM:いいもの引きましたね!
阿東一価:ん?
GM:楠木くんと別れて森を進んでいくと、ヘンな形の木の実を見つけましたよ。食べますか? 食べませんか?
阿東一価:……職業上、妙なものは口に入れちゃいけないからなぁ
GM:他の方は?
椎名 護:食べないです
水島七里:支部に格納して調べてみましょう
ヒドゥン:パクンチョ
GM:くっ……毒の実だということがわかりました。ヒドゥンさんは食べたわけじゃないからなあ……特に効果はなしです。判定を続けましょう
阿東一価:拾い食いは危ないという教訓ですね
GM:判定の内容はまだ変わりませんが、次はどなたがやりますか?
水島七里:じゃぁ私が
阿東一価:感覚は苦手なんで先お願いしやす
~FS判定2回目~
水島七里:5dx
DoubleCross : (5R10[10]) → 10[4,4,6,7,10]+10[10]+1[1] → 21
阿東一価:なんか出目いいな今回w
水島七里:よし、進行値6まで
GM:順調ですね。進行値6。ここで皆さんは、小林さんのものと思われる荷物が、大きな木の根っこのとこに落ちてるのを見つけました
水島七里:進行値いくつでのイベントなんだろう……※
※4でした。
ヒドゥン:あ、またウサギ柄?
GM:中にはスマートフォンもありますが、壊れているのか充電が切れてるのか動きません。スクールバッグにウサギのマスコットがついてます
ヒドゥン:≪人間発電機≫で充電
阿東一価:まさかのw
椎名 護:便利だな……
ヒドゥン:体内の支部にはコンセントもケーブルもある
GM:ああっそんな!! くそう、進行値が4以上になったらここからの判定は「スマホを修理しよう」になるはずだったのにー!!!
ヒドゥン:私に足りないのは≪タッピングオンエア≫というネット環境のみよ
阿東一価:あれ消費電力(侵蝕値)でかいから……w
GM:じゃあ、普通に電源入ります。茉莉ちゃんからのメッセージも見れます。
写真のフォルダに、彼女の足跡と謎の洋館の写真が納まっております
情報:小林茉莉からのメッセージ
『ここからもっと西に行ったところに、古いお城があります。人狼たちはそこから村のほうに来たみたい。このメッセージを受け取った人は、どうか村の人たちを助けてあげて。あいつらから逃げ出してここまで来たけど、私はもうダメみたい……』
阿東一価:……スマホにメッセージ入れてどうするつもりだったんだろう
ヒドゥン:三年間バッテリーが持った奇跡
GM:ここでは時間の感覚はめちゃくちゃです。感覚だけでなく、いろいろめちゃくちゃです。あるいは、魔術師の片丘さんがなんとかしてくれたかどっちか。
~いろいろ気を取り直して茉莉ちゃん探し~
阿東一価:「逃げ出した?」
椎名 護:「一度捕まった? で、また捕まった?」
GM:そのようです
水島七里:「……救世主役が弱かった、というよりも想定以上に悪役に配置した人員が強かったという事ですね」
椎名 護:「配役センスって何だろう」
水島七里:「彼等の役割を考えたら恐らくは捕まっていると思います。恐らくは役柄の変更があったんだと……」
椎名 護:「……なるほど。すると3ヶ月経っても生かされていると。そういう役割なら、そうしますよね」
阿東一価:「……ひとまず、しばらくはロールプレイに法りましょうか」
ヒドゥン:時間の感覚はしっちゃかめっちゃかなので3日くらいかもしれない
GM:三秒かもしれません。さて、スマホが簡単になおっちゃったので、ここから先はいち早く進むだけです。肉体でどうぞ。そのまえにハプニングどなたか振ってください※
※GMのミスでした。椎名君が振ってくれたのですが、無しになりました。
阿東一価:えーと、肉体で判定?
椎名 護:後判定していないのは支部長本体と阿東さんだよね。阿東さんいく?
阿東一価:まずいな、ここの面子虚弱体質しかいねぇ
ヒドゥン:では行くかね
GM:進めそうならこじつけてくれて構わないよ。
ヒドゥン:他のメンツを≪折り畳み≫してからの≪壁抜け≫
~支部長、驚きの発想~
阿東一価:壁抜け!?
GM:壁!?
ヒドゥン:障害物はすりぬける
椎名 護:木とかスルーして直進すればいいよね的思想
GM:目印を見失いませんかね?
ヒドゥン:言うても肉体で通り抜けるですからね。達成値にボーナスがあればいいな、程度で
阿東一価:まぁ折りたたみで楽をするのはアリっちゃアリかなぁ
GM:それはアリですね
ヒドゥン:まぁそれでも侵食率ボーナス分しかダイス振れないんだよなぁ
GM:ボーナスか……ダイス三つを判定にプラスでどうでしょう
ヒドゥン:ひゃっほー、ありがとうございます。では5dで判定
阿東一価:んじゃその前に阿東が支援判定するね。声優として出したキャラソンでも歌ってみましょう
GM:森の妖精とか集まってくる
阿東一価:……これ芸術:歌唱なのかなぁ。交渉の方が得意なんだが
GM:ウーン。ぱっと見、芸術ですけど……妖精さんに魔法をかけてくれるよう交渉する? 阿東君がディズニープリンセスみたいに優しく森の妖精さんに歌いかけて……
阿東一価:セは要らないと思うw
GM:道行きを助けてくれるようお願いしてくれるなら交渉での支援判定を許可します!※
※美少年に目がくらんだGMの私利私欲でした。
阿東一価:お、おうw
阿東一価:7dx+9
DoubleCross : (7R10+9[10]) → 8[1,2,3,4,4,8,8]+9 → 17
阿東一価:「道案内、頼んでもいいかな?」
GM:阿東くんが優しく歌いながら語りかけると、妖精たちは喜んでいるみたいです。皆さんにキラキラの魔法の粉を振りかけてくれました。なんだか体がかる~い。
阿東一価:とりあえず、次の判定の達成値に+3ですね。なんかメルヘンなことになったけども、今更かw※
※そう、もうきみたちはファンタジー時空にいるのです。
ヒドゥン:では改めて
ヒドゥン:5dx+3
DoubleCross : (5R10+3[10]) → 10[4,4,9,10,10]+9[5,9]+3 → 22
椎名 護:うぬ。
阿東一価:今回本当出目おかしくない?w いや1回回るくらいは普通か……
ヒドゥン:真のデュエリストの出目は全て必然
GM:進行値9です。えーとこれで一回りしたかな
椎名 護:一回りですね。ハプニングチャート振りなおしてよろしくて?
椎名 護:1d100 ハプニングチャート
DoubleCross : (1D100) → 19
GM:スライムを見かけた。オーヴァードの敵ではない。とくになし。
阿東一価:す、スライムー!
ヒドゥン:システムによって強さの変動著しいスライム君
~FS判定4回目~
GM:ここから判定が変化します。最後の判定です。
・楠木の追跡を撒け 肉体/RC/なんでもござれ
椎名 護:初手いただきますがよろしいか
阿東一価:どぞどぞ
ヒドゥン:どうぞ
椎名 護:12dx+8 RC
DoubleCross : (12R10+8[10]) → 10[2,2,4,4,6,7,7,7,7,8,9,10]+5[5]+8 → 23
阿東一価:なんでもござれと来たか
GM:うん。撒けそうなのなら。達成値12
椎名 護:レーザーを足元に撒いて足止めしてあげます。
森の奥から悲鳴が聞こえてきました。
楠木蓮:「ぎやー!」
椎名 護:「いい悲鳴だ」
楠木蓮:「あぶねーなー! ケガしたらどうすんだよ!」
椎名 護:「その時はその時じゃないかな」
阿東一価:それ「止め」じゃなくて「留め」では(押しピンとか的な意味で)
椎名 護:いやぁ、レーザーだと釘付けはできませんからね。穴はあけられても
~FS判定終了~
GM:お疲れ様でした、皆さん。とうとう目的地に到着です。鬱蒼とした木立を抜けると、怪しい建物が姿を現しました。
椎名 護:「先の携帯に入ってた『お城』?」
阿東一価:「うーん、いかにもRPGの第2話くらいのボスがいそうな建物ですね」
GM:そうですね。同じものです
水島七里:城にしてはみすぼら……
椎名 護:げふげふ。
GM:建物はほとんど崩れていて、ひとつしか構造物が残ってないみたいです。ボロボロの外壁は茨が這い、さっきまで晴れていたのに空を雲が覆いはじめました。獣の生臭いにおいと、何とも言えないぶきみな雰囲気が立ち込めています。
阿東一価:獣……人狼?
GM:建物の前で、誰かが皆さんを待ち受けています。
とうとう目的地に辿りついたPCたち。
戦いの予感をさせつつ、続く。
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