【解決編2】浮気をしていない - 俺たちの彼女（水晶）

　そっか、サークルの先輩か。俺と彼女は違うサークルに入ってるし、彼女と仲いい先輩ってどんな人なのか知らねえな…。やっぱ男かな…。

　ま、考えたってしょうがねえか。目の前でラインしてたし、さすがに浮気とかじゃないでしょ。それに、誕生日占いの本買ってまで、俺に誕生日近いですよアピールしてくるくらいだしな。

「あ、先輩この近くに来てるらしい。ちょっと行ってくるねー。」

「え、ちょ。」

　俺が止める間もなく、彼女は外へ出て行った。バタン、という無機質な音が部屋に響く。…とりあえず、開けっ放しの鍵を閉めるか。俺は重い腰を浮かせて玄関へと向かった。

去っていく彼女 Fin…?

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