おっさん己を確認する
ギャーギャー!
「ハッ! 俺は………無事なのか?いや、無事だな。多分。」
アトゥム神に落とされてから、謎の鳥(推定)の鳴き声で目を覚ます。見た所俺は襲われてはおらず、近くに獣の気配も無い。……いや、そんな気配を自分から感じた事はないので、恐らくとしか言えんが。
「うーむ、どうするか。………いや待てよ?確かここはジェプトって言ってたよな?って事は、[ステータスオープン]。っ!!」
すると、目の前に音も無く半透明の青いパネルが現れた。
Name :ジャン=ロー=スミス
Sex:男
Race:
Job:メイン:
サブ:
所持金:5,000
Skil:〔生産:Lv500〕〔修復:Lv400〕〔戦闘技術:Lv500〕〔武器技術:Lv500〕〔
Title:〔異界より生まれし者〕〔死を経験した者〕〔臨界突破者〕
「どうやら本当にジェプトに来ちまったみたいだなぁ。」
いやまぁ、別に疑ってた訳ではないが。
「ふむ。スキルの類いはほとんど統合進化させてたし、間違いはねぇな。でも俺って
しかも虚空庫のデフォは、虚空庫内の時間停止。つまり中の素材が取れたてのまま、最高の状態。こりゃ今すぐ生産出来るな。
テレテッテッテー♪
《メールを1件受信しました。》
「あん?メール機能が生きてたのか?いや、アトゥムが送ってきたんだろうな、多分。」
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題名:無題
差出人:アトゥム・クヌム・プタハ(創造神)
添付フォルダ:[魔法辞書]
やぁ!そろそろ目が覚めて落ち着いて来た頃かな?君を転生させたアトゥムだよ!
さて、取り敢えず君は"天地創造"のゲームキャラで転生してもらった。そっちの方が生き残りやすいし楽しみやすいからね。そして説明。多分お金が少なくなってる事に疑問を持つだろうけど、ジェプトって物価が安いんだ。金貨よりも下の銀貨より下の銅貨1枚で普通にパンが買えるからね。だからちょっと削ったよ。まぁ、直ぐに稼げちゃうだろうけど、あまりこっちの産業を壊さないでくれよ?勿論自然も、だけどね。
取り敢えず、常識とかはこのメールに添付した魔法辞書で調べてくれ。アクセサリーにもなるし、着けてるだけで言葉を訳してくれるから、中々の優れものだと思うよ?
追伸.何か僕にしか頼めない事があったら、1年に3度だけならOKだからね?
追追伸.
大丈夫とは思ったけど、一応サービス終了した後に転生させたからね。プレイヤーがいない前提で生活してくれ!
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中々に長いメールではあったが、添付されてた辞書と言い、アドバイスと言い、とても有難い。…………ただ、転生の時はもっと丁寧にしてくれれば、評価はもっと高かったのに。と思わなくもない。
そして追追伸か。恐らく
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