3話 気にする事
ウタイ「……なるほど。そういうわけで、お前はここに刺さってるんだな。納得。」
錆びた剣「物語に大事な話、はしょったろ? 今、貴様、我輩の歴史と栄光の伝説をはしょったろ?」
ウタイ「簡単に言うと、勇者が魔神を封印して、この森にお前、捨てられたんだろ。臭いから。」
錆びた剣「違うわ! 歴史を改竄するな!あと、そんなに臭う?我輩。」
我輩、鼻無いからな~と、錆びた聖剣は困ったように照れる。
ウタイ(気にする事、そこかよ?)
錆びた剣「あと、貴様。1つ注意がある。」
ウタイ「ん?」
錆びた剣「歳上をお前って呼ぶんじゃねぇよ!人間風情がぁぁぁ!」
ウタイ「だから、気にする事、そこ!?」
剣が言葉を発しているところを気にする事に、気づいていないウタイであった。
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