第3話 日曜日


今日はめずらしく男子テニスの練習がないので、部屋で寝ることに....と思ったが、


なぜか昨日の女性の笑顔と、花束が頭からはなれない。


ベットでごろごろしていながらも、眠くはならず頭は考えるのをやめない


せっかくの休日なんだし、大会も近いし眠ろうと目をつぶるが、昨日の雨上がりの光景が目に焼き付いて離れない。


あの人の笑顔をみると胸が高鳴った。それと同時に、安心感もあった。

花束もとてもきれい。


これはなんだろう、


心拍数が上がっているようにも感じる。 異常なほどに心臓の音がうるさい


これはなんだろうな


テニスの試合とは違う、心拍数の増加....。


そのとき


「瑞希ー?昼ごはんだよー?」


母さんがドアをノックした。


おなかがすいたと思ったら、もう12時だった。


「はーい」


あまり気は乗らない、でも、とりあえず食べないと

空腹感で倒れそうなので食べることにした。





食べながらも頭の中はあの人のことでいっぱいで、味はよく覚えてない。

大好きなハンバーグが出たというのに。


夕飯も、その後もその状態は続いた。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る