12月15日
新たなアルバイトをすることにした。
ここ最近の金欠生活に嫌気がさしたからだ。
来月の収入が今月の収入のおよそ3倍に膨らむと思うとそれはもう下手な映画よりワクワクするものであるが、クリスマスも三が日もすべてバイトである。
季節感とはなんなのか。
僕は別にマジョリティに流されてなるものかなんて信念を持つような人間ではなく、出来ることならイベントを人と過ごすのも楽しいだろうとは思うけども、いかんせん大学生は皆実家へ帰ってしまうので居残る僕はどうしようもない。
一応日記をつけてはいるのだが、日々にメリハリがなさ過ぎて殆ど食事の内容を記録するのみにとどまっている。
いつも通り起きて、パソコンに向かい、バイトをして……
多少のランダム要素こそあるが、今の生活は同じCDを繰り返し再生しているに過ぎない。
新たにバイトを始めることによって、たとえ子供だましの変化であるとしてもそれで淡々と繰り返される日々に新鮮味が足されるというのならば。
この1年は早かったのか遅かったのか分からない。
でも10月からはいつの間にか時の流れが速まって、2カ月なんて膨大な時間が瞬く間に過ぎ去った。
教養を得るには?
映画、本、アニメ……何でもいいだろう。
曲がりなりにもこんな風に人前に文章を晒すのだから、自分自身の教養やその他諸々も豊かにしておく必要がある。
しかしそれが僕にはあまりに足りない。
速読でも出来れば、とは思うものの、あれはやはり読解の質は劣るらしく、大人しくゆっくり読むしかあるまいなと思った。
しかし本を読むには調子が良くなければならないし、集中力も中々続かない。教養を得て金になるのか、そもそも本を読んで教養となるのか。
それは分からないが、何だかんだひとつの物語を終わりまで知ることには独特の爽快感がある。むしろそれのみのために作品を見ているといっても過言ではない。
しかし映画だろうが本だろうがなかなか集中出来る人間ではないので、いったいどうすれば良いのだろう?というのは人生の中で思い続ける事柄である。
暇な大学生のグダつき 早川トイレ @drill8189
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。暇な大学生のグダつきの最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
春はあけぼの、夏は夜最新/mamalica
★109 エッセイ・ノンフィクション 連載中 301話
ありもとのつぶやき日記最新/ありもと優
★0 エッセイ・ノンフィクション 連載中 5話
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます