第53話 オーパーツ
オーパーツ(時代にそぐわない文明品)をうさんくさくしてしまった、最大の功労者?チャーチワード氏について。
●チャーチワード古文書を発見する
1868年、インド中部が大飢饉に見舞われ、当時宗主国であったイギリスは、治安維持と貧民救済のための特殊部隊を派遣したが、その隊長がジェームズ・チャーチワード陸軍大佐であった。
チャーチワードは良く働き、貧民を救ったために現地人の信頼もたかかったという。
ある日仕事が終ったあとに、彼はヒンドゥー教の老僧から失われた「ムー大陸」の事を聞いた。
ヒンドゥー教寺院の地下の穴蔵に謎の大陸について書かれた粘土板聖典があり、そこには「世界で最も古い人間」の言葉がしるされているというのだ!
しかしながら、老僧もこの聖典は公開されていないため見たことがないという(見たことないのに、内容がわかるのか・・・・)。
その話に大変興味を持ったチャーチワードは、懇願すること6ヶ月。ついに聖典を公開してもらうことに成功する。
●聖典の内容
その聖典は、見たことのない古代文字で書かれていたが、二年後にようやく解読に成功。
聖典は、ムー大陸からインドにやってきた使徒「ナカアル」が記した歴史書であったという・・・・(どうやって解読したんだろう・・・)
また、聖典は人間の誕生についてこう記している。
「人は約5000万年前、ムー大陸に誕生した。われらはその母の国からやってきた者たちである」
●チャーチワードのムー大陸
インドの古文書解読後、チャーチワードは50年間さまざまな国を放浪し、ムー大陸の存在を確信する。
ムー大陸は南太平洋に存在し、北がハワイ諸島、南はタヒチやポナペ、東はイースター島、西はマリアナ群島に達する巨大な大陸である。
東西8000キロ、南北5000キロという広大な陸地の中央部に位置する首都ヒラニブラにはラ・ムーと呼ばれる王が君臨し、宇宙創造神である七頭の蛇をあがめていた。
人口は約640万人といわれていて、高度な文明をほこっていた。
アステカには、進んだ農業や治金技術を伝えている。
この進んだ文明を持つムー大陸は約1億2000万年前に突然大地震が起こって海没してしまった。
続いてオーパーツネタ、古代インドの核戦争について
●マハーバーラタ
紀元前10世紀ごろ、インドで大規模な戦争が起きた、叙事詩「マハーバーラタ」には英雄アシュヴァッターマン(かみそう・・)の活躍を描き、空飛ぶ戦車ヴィタマから「神すら抵抗しがたいアグネアの武器を発射した」とある。
その内容は、兵士たちは燃える木のようにばたばたと倒れ、巨大ゾウたちも焼かれ、悲鳴を上げて倒れた。死体はひどく焼け焦げて見分けがつかず、髪や爪は抜け落ち、空の鳥たちも一瞬で灰になった。
食料までもが、毒に犯され、三つの都市の住民はみんな死んでしまった。
その原文はこんな感じである。
そのせつな、ピカっと光った鋭い閃光に目がくらみ、周囲は毒ガスのような黄色のさんざんた煙に覆われた。その光は、太陽が一万個集まったほどの明るさで、煙と火が絡み合った光輝く柱がそそり立った。
それは未知の武器、鉄の石矢、死の巨大な使者であった。こうして、都市の住民は灰と化した。
まさに地獄のような光景が描かれている。
●戦争の痕跡?
インド大陸の南西を流れるインダス川流域のモヘンジョダロ遺跡に戦争の痕跡らしきものが発見されている。
モヘンジョダロ遺跡の一部には住民が近づきたがらない「ガラスになった街」という場所があり、その場所は、地表も岩盤も黒くガラス状に変化した石でびっしり覆われている。
それは砂が高熱によって溶けてトリニタイトという物質に化学変化したもので、アメリカのネバタ核実験場でみられるものと同じだという。
また、発掘された遺体はどれも埋葬されておらず、井戸端や路上で放置されたままであった。これは明らかに戦災のありさまを証明するものだが、ある学者は、これこそ核爆弾が炸裂した痕跡だと唱えている。
さらに驚いたことに、モヘンジョダロ遺跡やデカン高原の南部の遺跡からは、高熱によってガラス状になった家具調度品とともに、放射能で汚染された古代人の遺骸が発掘されている。
その遺骸からは、通常の50倍もの放射能が計測されている・・・・・。
この謎は深まるばかりだが、真偽のほどは定かではない・・・あるいは本当に核爆弾の跡なのだろうか・・・・。
モヘンジョダロを見た際には、こういう話もあったんだなあとたまには思い出してあげてください。こういうロマンを想像すると興奮するのはわたしだけでしょうか?
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