第8話 異世界ライフ終了のお知らせ。

やっとのことで、2回目の窓口。担当のお姉さんに苦笑いされた。そりゃ、あのどや顔であれはな......思い出すと、恥ずかしい.......穴が無くても入りたい......


「それでは、ステータスを測りますね。」

そう言うと、お姉さんは何か機械を出してきた。

おい、ちょっと待てい。これ、ギロチンじゃないか?

「じゃあ、ここに首を通してください。」

やっべ~~これ完全にギロチンですわ~

「え、ちょ、待って下さいよ。」

「はい?何か?」

「これって、ギロチンですよね?そうですよね?」

「ぎろちん?それが何かは分かりませんが、これはステータスを測る機械です。」

ホントにそうなの?首切れたりしないよね?

でも、ステータスを測らないことには、仕事に就けないからお姉さんを信じてやるしかない!

俺は、ギロチン(仮)に首を通した。

「それでは、測りますね~」

おい待て。上に、キラリと光る何かが見えたが気のせいか?

「では、この刃をおろすので少し力を抜いておいてください。」

おいいいいいいい。やっぱ、ギロチンじゃん。やべーよ。

「では、おろしますね~」

あ、終わった。さようなら。俺の異世界ライフ。ありがとう。お父さん、お母さん。

ヒュッッ

僕は今旅立ちます。

シュッッ

あれ.......

「はい。測定終わりました~お疲れ様~」

俺、生きてたわ。

「あの~。この刃何なんですか?」

「これはですね。測定者の内部まできっちり測定するために、体をすり抜ける測定機です。」

どうやら、俺の勘違いだ。ギロチンでは無いようだ。



にしても、この世界怖いよ~~~



先行き不安な18歳でした。

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