第2話 どうやら、異世界に来たらしい。

「....きろ..起きろ.....ほら、起きろ。のぼせるぞ。」

いかん、寝てしまっていたか。風呂が気持ちよくて睡魔に負けてしまった。

「いやー、父さんありが........えっっっ!」

目を開けた俺の視界に広がるのは、大浴場だった。あー、のぼせて視界がおかしくなったかな?俺は、目をこすりもう一度周りの風景を見渡した。

「あー、やっぱ大浴場だ~。ドラ○もんの秘密道具でも使ったっけ。」

って、そんなのんきなこといってる場合かよ!ここはどこ?私は誰?

いや、自分が誰かはわかるけどさ。


「お前さん、大丈夫か?ボーッとして。」

「あー、大丈夫じゃ無いわ~......って、誰だよおっさん!」

「おっさ....失礼な。これでも、俺は40歳だよ!」

「十分おっさんじゃねーか」

とツッコミたいところだが、やめておこう。なんか可哀想だから。

そんな茶番はさておき、俺は素朴な疑問をこの人に、訪ねることにした。

「ねーおっさん、ここってどこ?」

「なんだ、お前旅のもんか?ここは、クレミア王国最大の都市

フェイルーンだよ。」

は?エクレアが何だって?

「えっ?あ、あのーもう一度お願いします。。。」

「だから、クレミア王国のフェイルーンだよ!他国のもんでも、名前くらい知ってんだろ。」

「名前はよくわからんが、おっさんありがとう。」

「おう。まあ、お前さんも旅に出るなら、旅先のことはしっかり調べろよ~」

なんか、アドバイスくれたわ。てか、居たくてここに居るんじゃ無いんだけど。

でも、ちょっと分かったことがある。

「俺異世界召喚されたわ~~~」

「おい、お前うるせーぞ」

「えっ。すいません」

また、声に出てたの?今度は、さっきの100倍は恥ずかしいっ

穴があったら入りたいとはこの事か..........



2020年12月24日晴れ

今日も平穏で平凡な1日だった。

特に何かがあったわけではないが、しいて言うなら..............





俺。異世界に来ちゃいましたw

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