【嘘の始まり】

 俺は、少し黙らせるために彼女の首を"片手"で、軽くくすぐった。すると彼女は笑い出し

「アハハ、黒っ、くすぐったいよっ!」

 と言ったのだ。

「うるさい。変顔しないで。」

 言った直後、給食当番の人に給食を取りに来いと言われたから、給食を取りに行った。


 食べ終わって昼休みになった。相変わらず独りで過ごしていたとき、教室にあった電話が鳴り出した。それを担任の先生が、取った。

 すると、先生は声を張り上げた。

「えっ!?本当ですか!!?」

 教室に居た人達が、一斉に先生を見た。

受話器を乱暴に戻すと俺の方を見て

「黒さん!至急、保健室へ言ってください!」

 と言った。

 何だろうと思いながら保健室へ向かうと、保健の先生が廊下に立っていた。

「どうしたんですか?」

と言うと、先生はこう言った。

「黒さん...貴女本当に友達の首締めたの?」

「は...?」

耳を疑った。

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End of the autumn〜side 黒〜 シルバー @ziru001

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