モリガン MVC Infinite参戦記念

@liteuser1226

Episode 1 モリガンとリュウ

西暦20XX年、突如として世界各地に異変が発生した。世界各国は異常気象の連続と判断、地域の住民に注意を呼び掛ける方法をとり一部の住人の避難を急いでいた。


―魔界

「ん?この動きは?」

アーンスランド家宗主、モリガン・アーンスランドは人間界を水晶玉で見ていた。

ただの異常気象では起こりえないエネルギーの上昇を水晶玉が写したのだ。

それはダーク・エナジーでもありライト・エナジーでもあった。

光と闇。

それは相反するものでもありまた同時に存在するものでもあるのだ。


モリガンは魔界から人間界へと飛んだ。

-ロックマンX世界

「あなた…最近の異常気象知らない?」

不意に現れた女の声に人格をもつアンドロイド ロックマンXは驚きを隠せなかった。

「なんだお前は?イレギュラーか?」

片腕のバスターをモリガンに向けるエックス。

倉庫の中で一人の女と一機の機械が向かい合う。

「あれ?あなたの世界では起こってないの?」

「何の事なんだ?」

「ふふふ・・・」

モリガンが地中へと消えた。

「何だったんだあれ?」

Xは10秒程考えた。

「私と一緒に元を探さない?」

「んっ!?」

Xは驚いた。先ほど目の前から消えた女が背後を取っていたのだ。

急いでバックステップを踏もうとしたが遅かった。

女の手がXの顔に触れていた。

「強そうじゃない?私と一緒に来れば力震えるかも?」

女は目を細めて笑いながら艶っぽい声でXに話しかけた。

「お前はただ他人を利用して自分が楽をしたいだけじゃないのか?自分で探せ。」

Xは事情を知らぬままモリガンの手を振り払った。

「あら…残念ね。」

モリガンは再び地中へと姿を消した。


-山中の寺

「ふんっ!はっ!」

拳法家のような声をあげながら一人の男が稽古をしていた。

型の動作を延々と続ける形の稽古だった。

「リュウ」

艶っぽい女の声がした。

リュウと呼ばれた男は後ろを振り向いた。

「何だ…モリガン?」

蝙蝠のような羽を背中から生やし体操服にブーツという異様極まりないファッションの女をリュウはモリガンと呼んだ。

「私の相手をしなくてもいいの。だけど…最近何かおかしいわよね?」

「例の異常気象のニュースか。俺の所はまだ起こってないがな。」

モリガンがスっと目を細めてリュウに近づいていく。

「ねえリュウ?ここの所久しいんじゃない?」

「何がだ・・・うっ?」

モリガンの手首の付け根がリュウの股間の上にあった。

そしてモリガンがリュウの股間をなでて揉みしだく。

「きもちいいでしょ?」

「ああ・・・」

「もっとしたい?」

「頼む」

「それなら」

モリガンは急にリュウの股間から手を放した。

そしてこういった。

「続きしたければ今回の大本を叩く事ね。勝ったらしてあげるわ?」

「まさかホンキとわな。俺もそいつとやりあってみたい。」



数週間後 MVCトーナメント(仮称)が開催決定されそこにはペアを組んだリュウとモリガンの姿があった。

「いこうか!」

「ええ」

二人は拳を合わせて会場へと入場するのだった。

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