第2話 嫌いな告白
君が来てから、一ヶ月たった。
僕は君のことが完全に嫌いになった。
だから僕は君と接する回数を減らすために、沢山工夫した。
まずはメガネ。
今まではコンタクトだったけどメガネをつけた。こうすることで、君の唾が目にはかからない。
他にはマスクを付けたりした。
本当に君が嫌いだ
喋らないでほしい
半径2mの中に入んないでほしい
見ないで欲しい
笑わないでほしい
こんなにも君のことが嫌いになってしまった
なのに、なのに、
「君は優しいね、もっと声を聞かせてよ」
なんて冗談じゃない
どうして君がいる空間で話さないといけないの?
いい加減頭にきた。
君は友達と話してたけど、無理やり手を引っ張って、
「話がある、ちょっと来て」
僕は手から汚染されていく感覚に合った。
そして、人気のない場所にきた。
「話ってなに?」
暖かく声をかけてきた。
二人っきりで話すのが嫌過ぎて、吐きそうだった。だから早口で
「君のことが嫌いだ、もう話し掛けてくんな!!」
強く言ってしまった。なのにキミは
「そっかー、ありがとう君のことがまた知れたよ、これからも教えてよ」
なんていってきた
なんでだろう、君と話すと本当に吐きそうだった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます