実は餃子消費量でさえ無かった

 たとえば、この家計調査で見てみると東京都区が野菜サラダの消費量1位になっている。では東京サラダとしてご当地グルメになり得るだろうか?

 そもそも、東京では野菜が高価だから野菜サラダに掛かる金額が高くなる。浜松なら道端にレタスやキュウリが自然発生しているので、そもそも野菜を買うと言う発想が無いのだ。野菜サラダの消費量で見れば東京も浜松もそう変わらないが消費金額で見れば数十倍に膨らむのだ。


 そう、消費量では無く消費金額で比べられている。つまり宇都宮の5個10円の餃子と浜松の一個2,000円の餃子を同じ土俵で比べるのがおかしいのである。

 そもそも草も木も生えない様な土地で企業も無い宇都宮がたまたま全国一になった統計の餃子を無理やりにご当地グルメにゴリ押ししたのがきっかけなのだ。浜松はそのアイデアに乗っかり乗っ取っただけである。


 さて、名物でもご当地グルメでさえない浜松餃子の定義とは何であろう?。実は浜松餃子学会には定義がしてあるのだ。


 引用>浜松餃子を一言で表す定義は、『浜松市内で製造されている事』です。現在では、この定義をよりピュアにする為に、『3年以上浜松に在住して』という条件を付加しました。<引用終わり


 つまり、浜松餃子には材料の定義も味の定義も焼き方の定義も存在しないが、誰かが勝手に家計調査に乗っかって言い出した嘘であるのだ。


 


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