総務省の家計調査

 そもそも総務省の家計調査とは、どう言う物だろう?。宇都宮市民たちの浜松に負けた言い訳で確認出来る。「俺たちは餃子は飲食店で食べるんだ。家で食べる時は手作りで作る。スーパーの惣菜の出来合いの餃子なんぞ食わないんだよ!。」


 そう、餃子の消費量には、飲食店で食べた餃子は含まれないし、手作りで作った餃子も含まれない。そして冷凍食品の餃子も含まれないのだ。何故なのかは総務省の家計調査のHPを見れば明らかである。


穀類(エクセル:84KB)

魚介類(エクセル:143KB)

肉類(エクセル:65KB)

乳卵類(エクセル:54KB)

生鮮野菜(エクセル:126KB)

乾物・海藻,大豆加工食品等(エクセル:78KB)

果物(エクセル:85KB)

油脂・調味料(エクセル:87KB)

菓子類(エクセル:59KB)

調理食品(エクセル:63KB)

飲料(エクセル:63KB)

酒類(エクセル:53KB)

外食(エクセル:54KB)

食料以外(エクセル:53KB)


 さて餃子が、この14項目に分類された家計調査のどの分類に入るか?

飲食店で食べる餃子は外食の項目に入るし、手作りの餃子の分類は肉類、生鮮野菜、穀類に分類されるだろう。


 それでは、発表された餃子日本一がどこに分類されるか?・それは調理食品である。

そしてその加工食品の統計に、がどの餃子が含まれ、どの餃子が外れるのか?それは調理食品のリストを見れば明らかである。


弁当

すし(弁当)

おにぎり・その他

調理パン

他の主食的調理食品

他の調理食品

うなぎのかば焼き

サラダ

コロッケ

カツレツ

天ぷら・フライ

しゅうまい

ぎょうざ

やきとり

ハンバーグ

冷凍調理食品

そうざい

他の調理食品のその他


 この17項目の分類しか調理食品は無い。決して多いとは言えない項目だが、何故か餃子がその項目に入ってしまった。さて、この項目により、冷凍餃子は冷凍調理食品に含まれる事が理解できるだろうし、スーパーの惣菜コーナーで売られる餃子はそうざいに分類される。そして餃子弁当は弁当に分類される。


 よって、半調理品で冷凍されてない持ち帰り餃子のみがこの数値にカウントされる事になる。

別に餃子なんだから、冷凍餃子も飲食店お餃子もダブルカウントすれば良いんじゃ無い?って思う人もいるだろうが、それは帳簿上では不正行為に当たるので禁止されている。これはこの調査が餃子の消費量を求めて作られたものでは無く、家計の金額を調査する物だからだ。


 ここで賢明な読者ならカラクリが理解できるだろう。

持ち帰り餃子専門店が多いと統計に有利じゃね?。逆に餃子の飲食店が多いほど不利になるじゃね?


 他の項目も見れば明らかだろう。たとえば寿司(弁当)の一位は20,846円の奈良市である。最下位は9,622円の福岡市であるが、明らかに海無し県の方が有利な数値が出てしまうのだ。そりゃ魚市場が無い県じゃ寿司屋の数も少ないだろうし、スーパーの持ち帰り寿司がシェアを多く持つのも予想が出来る。


 また、外食する金も無いが料理する時間もない人が調理食品のトップを狙えるとも予想できる。実際浜松市は好成績なのだ。他の調理食品でも1位を誇り、うなぎのかば焼きでも一位、そうざい材料セットでも一位なのだ。その他約7割においてベスト10圏内に入ってるのだ。


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