リズ来日編① 百合キスは英国淑女の嗜みですわ

 金髪巨乳メイド、すなわち天使のリズ=ノースフィールドが日本へやってくる数年前のこと。

 ここは英国北部、ワイルドローズ咲き薫る荒涼とした大地。

 そこに建つ古い城館が、リズ=ノースフィールドの生家である。


「ちゅぷぅ……、んむぅ。お母様ぁ、大好き♪」


 お城の上階、開いた窓の外に北の荒野を見下ろして。

 風が運ぶ大地の匂いに美少女の薫りが混ざる、ベッドの上で。

 真昼間から、麗しい金髪の母娘がドレスを着乱して百合キスしている。

 娘の方は12歳、ふわふわで鮮やかな金髪がアンティークドールのような愛らしさ。

 幼い顔を愛情に蕩かして、母親へ甘えている。

 というかキスしている。それはもうちゅっちゅと。

 凄まじいばかりの甘えっぷりだ。


「んっ、ふぅ……、あふ、んぶ……。も、もう、リズったら甘えん坊なんだから♪」


 来日前、幼少時のリズ=ノースフィールドとそのお母様!

 ノースフィールドの家は、由緒正しい英国貴族の家柄で、百合キスも淑女として当然のたしなみ。

 たしなみなのだ。もう一度言うが、たしなみだ。

 青くピュアな宝石の瞳で見つめ合い、唇と舌で愛し合う母娘……とっても仲良し。

 てらてらと糸を引く唾液を愛しげに飲み込み、幼いリズは母の胸に……豊満で柔らかくて暖かくて甘いミルクの薫りがする乳へ、顔を埋める。


「えへへ。だってリズ、お母様が大好きですもの。もっと甘えさせてくださいな♪」


 胸が膨らみ始めたばかりの、ロリリズ。マザコン可愛い。

 麗しい貴婦人で巨乳な母親のおっぱいにスリスリする、天使な金髪美少女……なんて尊い、家族愛の光景か。

 ぷに。


「お母様、お胸大きい……。リズも、こんな風になれるかな?」

「あんっ、こ、こら♪ そんなに強く、揉んじゃらめぇっ!? どこで、そんなテクニックを♪」


 これは母娘のスキンシップです。

 ベッドの上、娘に胸を揉まれて吐息を漏らす金髪美女のリズ母。

 攻守交代とばかりにリズと体勢を入れ替え、シーツの上に組み伏せて。


「ふふ、お返しよ。リズも貴族の末裔として、まずは百合キスの技術を磨かないとね♪」


 ぷちゅぅぅ。ドレス半脱ぎ母娘の、舌をれろれろし合う濃厚激愛接吻ベーゼ

 イギリスだけどフレンチキス。


「あふ、ふにゅ……ぐぷ、んっ♪ ちゅぷ、ちゅぷぅ♪ お、お母様ぁ♪ リズ、天国にいってしまいそうれふぅ♪ んむぅぅ♪」

「じゅる……じゅる……♪ いい子ね、リズ。ほら、母様にもっと、身をゆだねて……♪」


 気品ある古い城館に、母娘の恍惚の声が響く。

 これが、英国淑女のスキンシップ。伝統と格式を誇る百合エリートの家の、仲良し親子の姿なのだ。


「ふぁ……くぅっ……♪ は、激しいですお母様ぁ……っ♪ ちゅぅぅっ♪」


 ……ス、スキンシップのはず。

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