――曖昧に常連未満の笑みを返す。
この表現が好きです。けっこうタイミングとか距離感とか難しいんですよね。それに対比するかのように「ビアンカ」で出迎えた美也子さんの「あら」という一声。どことなく、自分の居場所はどこだろかと彷徨った末の、ささやかなハッピーエンドにも感じました。
文庫本は……何だろう???
面白かったです★★★
作者からの返信
よく1人で飲みに出ます。馴染みになったお店の店主と、ほどよい距離感でつき合えるのが一番楽しく飲めます。ほぼ、いつも私がやっているようなことを、そのまま作品にしてしまいました。酒を飲むことの、ささやかな幸せを感じていただきたくて(笑)。宗一朗が読んでいた本、考えていませんでした。読んでいただき、ありがとうございました。
編集済
「むくろじ」ってまずお店の名前がいいですね。子供が小さい時に拾ってきて初めて現物を知りました。昔、カフェバーで男友達と飲んでいた時、カウンターでひとり本を読みながら飲んでいる女性がいたんです。それを見た男友達は「ああいうのって良いよね」って言ったんですけど、私はどうもだらしない人間でして、本を読む時はありとあらゆる姿勢を取るので、とてもお行儀良くずっと椅子に座ってることができません。お酒飲んじゃったらなおさらです(TдT) こんなやつですが、@sakamonoさんのこちらを読むと本を片手に一緒に一杯やりたくなります。いつか⇩の愛宕さんと3人ででも飲んだら楽しそうだなあ、なんて妄想が……笑
作者からの返信
私も何年か前にむくろじというものを知って、その時拾った実はまだ持っています。このところずっとお店で飲むことがあまりできませんが、以前はよく1人で出かけて本を読みながら飲んでいました。なのでこのお話はほとんど実体験になっています。飲んでいるので内容を覚えていないことも多いのですが。3人で飲めたら……オフ会ですね。そんな機会が持てたら、とても楽しそうです。杯を傾けながら文学について語り合う(?)(笑)。