異世界ファンタジー世界ではあるものの、冒険はいっさいなし。
とにかく武器を作ることに技をふるうお話です。
とてもリアリティがあり、まるで本当にこのようにして作れられているのではないかと思わせる内容となっております。
著者様自身もおっしゃっているように、すべてが現実の武器造りに則して書かれているというわけではないのでしょう。
どこまでが空想で、どこまでがリアルなのかは、実際に読んだ僕でもわかりません。
ですが、だからこそ――おもしろい!
それは著者様自身の空想が混ざっているということ。
著者様の武器が好きだという思いが、前面に押し出されているということでもあります。
ダガー編があるということは、他の武器も出てくるのでしょう。
次にどんな武器が出てくるのか、とても楽しみな作品です。