青春時代ならではの何処か冷めた視点と、豊かな感情が合い重なって織りなされる青春ミステリーです!読了後、「自分もこんな青春送ってみたかった!」と思える作品です。日常の本当に些細な事件を通して描かれる登場人物の心情に注目!
とにかく咲ちゃんが可愛い。いたるところに細かな伏線が張り巡らされ、キレイにたたまれていくのがとても気持ちがいいです。
論理的プロセスを踏まえた言葉の運びが素晴らしい!5W2Hでしたっけ、その実 形式ばった定型化でありながら、それを親しみやすい語り口として、軽妙な会話劇に昇華するテクニックに惚れ惚れします!その題も青少年らしいモノを意識されているのが微笑ましくてサイコー!どんな些細な事に興味を抱いてバカをした当時の感受性を、青春を、もう一度謳歌したい人は是非!ミステリーの方も「あっ」と驚く展開の数々が待ってますよ!まさに一粒で二度美味しいです!