第180話 久々のがんセンター診察2
「最近、CTをやっていないのでそろそろやろうと思います。〇月〇日ね」
と指定され、私は耳を疑いまいました。
指定されたのは二週間後くらいなのです。
へっ?次の診察ってまた四か月後なんじゃないの?
と思い「〇月〇日ですか?」と聞くと
「その日以外はもう空いていません」
と言われ、ならまぁ仕方ないかと承諾した。
「それって検査だけの日、という事なんでしょうか?」
今まで、手術前以外は検査と診察はセットだったから、二週間後にまたというのがまだ内心解せなくて聞いてみたら
「そうです」
とあっさり言われた。
いやー、もうちょっと分かるように説明してほしいなぁ。
何で今までは定期診察の時に検査を入れていたのに、今回はいきなり二週間後なの?
そうしなきゃいけないような何か不安要素が見つかったのかとドキドキしちゃうじゃないか。
そして造影CTだというので、飲んでいる薬の事を聞かれた。
糖尿病の薬の話をしたが、それって確か前回の時に、今は薬を飲んでいても大丈夫になったという説明書きが書かれた用紙もらったよね?
と思っていたら、「だったら単純CTにします」とあっさり言われてしまった。
いやちょっと待ってよ。
どういう事?糖尿病の薬飲んでても良くなったんじゃないの?
しかも前だって、ルートが取れなくて単純CTだったのにまた今度も造影やらないの?
そうやって納得いかなかったが、先生はさっさと診察を終わりにしてしまった。
この病院は診察後に看護師さんからの次回の検査説明があるので、その時に聞いてみた。
そしたら看護師さんは単純CTだと思わずに糖尿病の薬の事を調べ出した。
あれ?大丈夫になったんじゃないの?
私の糖尿病の薬は前と変わっていたので、お薬手帳を見せながら調べてもらったら問題無いようだった。
「検査は午後四時からなので、お昼ご飯は食べないでくださいね」
はい?お昼ご飯抜きで夕方四時過ぎまで待てと?というか先生に時間言われなかったわ。
てっきり、いつもの診察と同じような午前中だと思ってた。
糖尿病で低血糖がある事を心配すると、飴などは舐めていいと言う。
にしてもキツイなぁ。
と、何だか今回は先生に少し不信感というか、釈然としないものを感じた診察日だった。
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