第156話 HbA1cの数値が上がってしまった

 前にやったがんセンターでのCTの結果は問題無かったけれど、糖尿病の病院で検査しているHbA1cの数値がかなり上がってしまった。


 HbA1cは過去1〜2ヶ月の血糖値を反映したものらしい。


 特にここのところ血糖値が増える事をした覚えはない。

 やっぱり、卵巣欠乏症からの更年期で前よりも糖尿病になりやすくなっているみたいだ。


 私が糖尿病になったのは抗がん剤の時に使ったステロイド剤の副作用だった。

 だから抗がん剤が終われば、どんどん良くなって断薬も出来ると思っていた。


 けれど一旦はガクッと数値が下がったものの、その後はギリギリのところを行ったり来たりで劇的には良くならなかった。


 そして今回、一気に悪くなってしまった。

 低血糖を何度か経験して、一人の時になるのが怖くて糖質制限が甘かったのかもしれないが、もっといけなかったのは食事時間が不規則な事と食事の量のバランスが悪い事のようだった。


 というのも、今回、栄養指導も入って栄養士さんに色々教えてもらったところ私的に目からウロコだったのは、カロリーの少ないものを少量食べるより量を食べる事になっても色々な物を食べた方が良いというものだった。


 Aという栄養素を取り入れるにはBという栄養素が必要で、Cという栄養素を分解するにはDという栄養素がいる、というように痩せそうな食べ物ばかり食べていてもダメらしい。


 前からこういう事、少しは知っていたんだけど栄養士さんからちゃんと、そうなんだという話を聞いて栄養素をしっかりとる事って大切なんだなと改めて思った。


 それから、果物って果糖だからあまりとっちゃいけないのかなと思っていたら、みかんなどでも1日に二個ぐらいだったら普通に食べて良いとの事だった。


 あともう一つ意外だったのは、冷凍野菜も栄養的には問題なく、むしろ良いものもあるという事。ブロッコリーなどはどんどん食べると良いと聞いた。


 これは前から知っていたんだけど、野菜ジュースは糖質がかなり多いのであまり良くないとの事。


 薬が強くなったから、その薬の説明書に炭水化物を抜かないでくださいと書いてあったぐらいで、なので何かを抜くというのではなくバランスの良い食事を気をつけて次の検査には数値が良くなっているようにしたい。

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