第65話 抗がん剤についての説明

薬剤師さんがきてくれて、時間をかけて丁寧に抗がん剤の副作用について説明してくださった。


副作用は個人差があるだろうし、今から心配ばっかりしまくっても

とにかく初めてみないことには私にどのぐらいの副作用が出るか分からない。


けれどどういった感じのものが、いつぐらいに出て

それは治まってくるのか、酷くなって行くのか等

一般的なことでいいので知りたかった。


抗がん剤は辛いという話はよく聞く。

でもその辛いってどんななのさ、と思っていた。


そうしたら薬剤師さんは

「二日酔いみたいな感じです」

と仰った。


え?そんなもんなの?

もっと七転八倒の苦しみとか悶絶とか、そういうもんかと思ってた。

二日酔いだって辛いけど、そう聞くと少し安心する。


後、私に使う薬の一種類はアルコールが入ってて

瓶ビール半分ぐらいのアルコール量を摂取した感じになるとの事。


なので日帰りで抗がん剤を打つ際は車の運転は出来ない。


普段から、お酒に弱い人はもしかしたら気持ち悪さなどでやすいかもしれませんね

との事だった。

私は強いってほどじゃないけどビールぐらいなら軽くグイグイいけるクチ。

けれど造影剤の薬入れた時の口の中の薬臭さには敏感なんだよね。


とにかく、やってみないことには

どれぐらいの副作用が出るか分からないけれど「二日酔い」の言葉で

少し気持ちが楽になった。

実際はもっと大変だとしても、始めっから脅されるように怖いことを

聞いているよりは私的にはずっといい。


そしてよく聞く副作用の一つ、手足の痺れだが

これについて質問してみたら、痺れが指の先から始まって

それが蓄積されていき、1クール目より2クール目、3クール目となる方が

痺れが広く強く感じるようになるみたい。


さて、どうなるかな。

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