第57話 CVポート
私は太っている事と血管が細い事があり
毎回、点滴や採血は苦労している。
そのために抗がん剤治療時には、CVポートなるものを入れるのを提案された。
CVポートというのは、血管がボロボロになっていたり入りにくい人が抗がん剤をする場合に入れる事が多いみたい。
というのも抗がん剤は中で漏れると皮膚が腐っちゃうこともあるらしく、そういう危険を少しでも回避するために、100円玉ぐらいの大きさのそのポートを鎖骨のちょっと下辺りに埋め込むというもの。
そしたらポートから直接静脈に繋いで、漏れの心配もなくなる。
このCVポート、色々な人のブログで多少の前知識があった私は
「いきなりきたか」
と思うぐらいでこれに関しては動揺も抵抗も無かった。
先生、私の点滴が入りにくい事を怒り気味だったからなぁ。
まぁ私は痛いのは嫌だけど、埋め込み手術の時はもちろん麻酔してくれるっていうし、点滴のたびに苦労するよりいいのでは?と考えている方だったので多分、他の人よりアッサリ承諾しただろうと思われるぐらいすぐにCVポートの埋め込みに同意した。
とはいうものの、本音としては不安だし怖いんだけどね。
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