第8話 今後のことの説明

翌朝、私の朝食は出なかった。

急な入院だから用意できなかったのでは無い。


今後、まだ処置や場合によっては手術があるかもしれないということで

食事は抜きになったのだ。


けれどお腹は空いていなかった。

痛みはほとんど無くなっていたが、体は疲れていて

食欲は湧いてこなかったのだ。


この日、正式に主治医になってくださった先生にお会いし

診察を受ける事になった。


またしても昨晩と同じ、痛い痛い処置。


けれど今度は先生はとても冷めていて、途中においては


「今、何もしてませんけど」


とやはり冷たく言う。


もうヤダ、早く終わってよ。

と内心泣きべそ状態で祈るように診察が終るのを待っていた。


診察と処置を受け、軽く説明を受ける。


子宮がかなり大きくなっている様子なので

それが何が原因なのか色々と調べていきます。

そして、場合によっては今回したような処置を今度は麻酔をして

手術という形でやるかもしれません。そうなった場合は一応手術ですので

色々お名前をいただくことになりますし

ご家族の方に手術中は付き添ってもらうことになります。


等、普段楽観的な私でも不安になるような説明を聞いた。

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