第9話 入院中いるもの1
夫が着替えや入院に必要なもの、本などを持ってきてくれた。
前に一度入院しているので少し慣れた感じで
色々なものを用意してくれる。
「あー、ヤダなぁ。手術とかするのかな?」
「でもまぁ、あの痛い処置を今度は麻酔してやってくれるんだったらそっちの方がいいよね」
痛みと何の病気か分からない不安で
落ち着いて入院生活を過ごせる気持ちでは無かった。
それでも安心出来ている事もあった。
それは、私はとてもいい生命保険と普通の生命保険の二件に入っていたので
入院費の心配は無いどころか、個室でもいいのにな
と思えるぐらい、そういう点での余裕はあったのだ。
私は入院時にテレビカードは買わない。
病院では入院患者が部屋でテレビを見るのと冷蔵庫を冷やすのに
テレビカードなるものがいる。
ひまつぶしにテレビを観るということをあまりしないので
病院でもわざわざカードを買ってまで『リアルタイム』のテレビは観ないのだ。
とはいうものの、まったく『テレビ番組』を観ないわけじゃない。
観たいと思う番組を録画しておいて、それを観るのだ。
じゃあ入院中は?というと
我が家はソ○ー製のハードディスクレコーダーを使っている。
そうするとゲーム機であるPSPに録画した番組を転送して観る事が出来るのだ。
その方法で毎週録画している番組やスカパー系で録画した好きな映画など
入れる事が出来るので
わざわざテレビカードを買って、特に好きでもない番組をタラタラ観なくても楽しめるのだ。
冷蔵後にいてっても、真夏なら冷やしたくなったかもしれないが
冬に入ろうとする秋だったので常温の飲み物で十分だった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます