雪の解ける音を聞いています

氷柱からぽたぽたと水が滴り、明らかに雪は解けていっています。


聲の形のCMを見ていたら、何故西宮はあの時あんな選択をしたのだろうと思い切なくなりました。


心の病気も辛いけど、生きてたら大概病むでしょう。

誰だってそう。死ぬのが怖くて、生きるのも怖い。そんな人が無数にいる。


雪で化粧された故郷は、まだ温かみを残していて優しい空気です。

私達が三年暮らしたあの町は、とにもかくにも私が嫌いなのでしょう。それはそれなら仕方のない事だと思う。水が合わないってあるから。

ぽやっとしていると途端水をぶっかけられた。そんな感想。


こっちじゃただ歩いてるってだけなんだけどねー。人って意外と注目受けたりすることもあるから、磨けば光る要素を持っていたんだと思うことにして良いと思う。


最近恋してないな。唐突だがそう思った。


人なんて好きになったって仕方ないと思うし、好きになって見たところで傷つけあいの連鎖だ。それを生業にしている奴もいるくらいだから、しない方がいいんだろう。


ほんとに恋してたのはもう何年も前だ。何十年も前な気もする。


案外人好きだから誰でも好きで、そういう意味で言えばきゅんとまではしなくてもずっと恋をしている。

泣きたくなるほど胸が痛い恋なんて死んでもしないが、私が頑張らなくたって周りが頑張るだろうし、どうしようもない悩みを抱えた子だとかいるから、そんなことにうつつ抜かしてるくらいなら日々を頑張っていた方が良い。


生きることに夢中だ。そういうこと。


どうしたらいいかな、どうしたらこれ以上先に行けるかな、と考えて、頑張るしかないじゃんね、と思い立ち、ようやく勉強に向きなおったりして、案外馬鹿になってたり解けたりして、実力もよくわからないまま試験も受けない。齧る程度のお墨付き。


うーん、どうしたもんかね。


何も生み出せないのなら、その時間勿体ないよ、と思うのだけど、私には永遠の猶予が与えられているらしい。

それならそれで楽しむけれど、その上で楽しくしなくては。


最早万全の無視の体制にて、どんな攻撃も受け付けません。

緑茶の緑の急須が可愛い。今思ってるのはそんなところ。


ゲームボーイがぷつぷつ切れるようになってしまって、お金は出したくないなあと思いながら放置しては時々遊んでいる。


そう、暇なのだ。私は暇ー。


鏡を見ては満足もしない出来に満足し、たまに遊びで父と弟に給仕してはこの雪世界の立てる音に耳を澄ませながらパソコンに打ち込む。

日が照って来たな。


街を歩けば大体楽しいことに出会えるのだけど、寒いからそれはしない。

こんな日は暇するためにあるので。と書きながら早くも駄菓子屋に行くことを考えている。

でも15時になったら祖母がぜんざいを作ってくれる。


だからそれまで待つのみだ。


どうしよっかなー。漫画本を買うお金が650円あるのだけど、近くの本屋に満足する出来の漫画は置いてあるだろうか。

まだ正月前と同じだったらどうしよう。結構ブレーキ掛かった営業方針だからなー。


こんな退屈な時は贅沢せずに昔の古典なんか読むと良いんだ。そう感性が訴えている。

よし、古典読もう。


そろそろ父も疲れが取れただろう。だべりに行って本でも読もう。


そうしましょうか、そうしましょう。


そう独り言書いて、今日はパソコンを閉じることにする。

では。

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