第7話 病院
働いていたときは精神科医から双極性障害と診断されていて、何種類か薬を飲んでいた。だか、その薬を飲むといつも具合が悪くなってしまい、医者に相談はしていたものの、当時、医者自身は何の病気か分からないとのことで手探りで治療していると話していた。本音は今すぐにでも私を休職させたかったようだ。私は自分のこの慢性的な体調不良をよく理解していなかった上に、上手く説明できなかったし、そんなこんなで薬はそのまま、双極性障害の治療が続けられていたのだ。
私は本当に働くことを辞めたくなかったのだ。今となっては我が儘を言ってしまったような気もする。
休職生活が始まってから、私は母に産婦人科に連れていかれたのだった。母は私の病気が月経前症候群ではないかと疑っていたのだ。
私は全く知らなかったのだが、双極性障害と月経前症候群は間違われやすい病気であるようだ。
漢方での治療、また、お腹の張りと便秘から整腸剤や下剤を処方された。
そういえば、休職前は一週間以上便が出ず、また市販の浣腸を使っても尚便がでなかったものだ。
休職の診断書を出し、双極性障害と見立てた医者が紹介状を私の地元の精神科医に書いてくれたので、そこで見てもらうことに本当はなっていたため、精神科で通院することになったが、とりあえずそこでも月経前症候群として治療してもらえるようだった。
やっと光が見えてきた。この異常からやっと解放される!そう思ってた。
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