第2話 おかえり

一時間経過して気づく。携帯電話の存在に。

仕事をしているであろう母に電話した。

「はい。もしもし。ん。どうしたの?今忙しいの!え?鍵が開かないの?うそぉーん?!えー?!確かにうちは鍵が回しづらいのよ。もっと強く回してみて。え?やっぱり開かない?うそぉーん?!えー?!」


嘘じゃない。

気づいたら電話を切っていた。


寒さと疲れで全てが限界であった。

そして、気づく。アメリカから帰国した親友の存在に。

早速電話をする。

「あ、もしもし?帰ってきたのー!?んー!迎えに行くから住所教えてー!」


助かった。


待つこと約15分、彼女がきた。

「やっほー!久しぶりー!元気ー?もうなにやってんのー!ウケるー!(笑)」


暖をとらせてください。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る